マーキュリーセブン　Mercury Seven　　セン　６歳　　※中央競馬　登録抹消

本馬はここまでコンスタントに出走し、計３勝を挙げる実績を残しています。一昨年１２月のヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンド中山第２戦に出走すると、当時、佐賀のスーパールーキーと評され、大きな注目を集めた飛田愛斗騎手を背に激戦を制し、同騎手のシリーズチャンピオン獲得に貢献しました。昨年６月のレース後には障害転向を目論み、幾多の名ジャンパーを育てあげた牧場で時間をかけて丁寧に鍛錬を重ね、満を持して美浦トレセンでの障害試験合格を目指しました。しかし、障害飛越直前でブレーキをかけたり、飛越の際に躓く場面もあったことから、人馬の安全性を最優先に考えて障害転向は断念し、前走の下総ステークスへ出走した経緯があります。障害練習の効果なのか、以前よりも行きっぷりが良くなり、出走していければ前進できる手応えを掴むことができました。しかしながら、レース後から右前脚の球節部に腫れや熱感が見られるようになり、育成場に移したうえで、回復を待つことになりましたが、回復がスローな現状で、さらに休養が必要な状況です。ここまで脚元に悩まされることはありませんでしたが、年齢も考慮し、ファンドの継続を断念することになりました。

母のクイーンキセキは小柄な体ながら、芝の中距離戦で２勝を挙げています。母系には米国のターフ9ハロンのG１競走を制したメタモルフォースや全欧年度代表馬の座に輝き、日本でも種牡馬として活躍したドリームウェル（有馬記念2着、アドマイヤモナークの父）や各国でG１競走を６勝したSuramaniなどがおり、世界的な活躍馬も送る底力に富んだ一族です。本馬の半姉ウラカワノキセキも非凡なスピード能力を武器に３勝を挙げており、オープンへの出世も期待されています。また、全兄シエテアレグリアは地方競馬で８勝、全弟グランドアルナイルは園田競馬で３勝を挙げるなど、地方競馬での活躍も大いに期待できる血統背景です。

父のフサイチセブンは決して配合相手に恵まれている種牡馬生活ではありませんが、本馬の他にもラボエーム、ロンコーネも３勝を挙げる活躍を見せており、地味な存在ながら種牡馬として一定の評価を得ています。

落札後のキャンセルや価格交渉には一切応じられませんので、上記を十分にご理解いただき、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願い申し上げます。不安がある方は現地で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえで、ご入札をいただけますと幸いです。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※2022年12月2日(5歳時)に去勢手術を実施しています。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・リトルブルーファーム内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
5月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ライオンレースホース(株)