オーガニックリーチ　Organic Reach　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父リーチザクラウンはスペシャルウィークの代表産駒の一頭としてデビュー当初から高いスピード能力を武器に活躍し、マイラーズCときさらぎ賞の2つの重賞を獲得。日本ダービーではタフな不良馬場のなか積極的なレース運びでロジユニヴァースの2着に粘り込みました。種牡馬入り後は、初年度産駒からキョウヘイ（シンザン記念、小倉2歳S4着）、スーパーマックス（佐賀重賞8勝、チャレンジC5着）と中央・地方双方で重賞ウイナーを輩出。以降もサヤカチャン（アルテミスS2着）やアーテルアストレア（エンプレス杯4着）、ダバイダバイ（川崎重賞・ローレル賞2着）、コスモピオニール（笠松重賞・ぎふ清流C）、フジクラウン（水沢重賞・イーハトーブマイル）らが重賞を賑わし、ブルーバード（ダリア賞）やニシノアジャスト（クロッカスS3着）、スイートクラウン（手稲山特別）、ニシノドレッシー（知床特別、立待岬特別）らが活躍。さらにはUAEダービーを制したクラウンプライドがJBCクラシック、チャンピオンズCともに2着に善戦して海外挑戦を続けるなど、芝・ダートを問わず素質馬を送り続けています。

一方、母系を見ますと、母アルヴァーダは欧州・北米で走り、米国で重賞2勝を挙げた活躍馬。きょうだいは5頭が中央で、3頭が地方競馬で勝ち上がりと堅実で、半兄のアルアンダルスは岩手で12勝を挙げています。いとこには仏G3ラクープドメゾンラフィット勝ちのBanzari、おばには英G3クレイヴァンS勝ちのアダージョがいるなど活気のあるファミリーで、昨秋のデイリー杯2歳Sの覇者オールパルフェ、英G1エクリプスS勝ちのCompton Admiral、英G1クイーンエリザベス二世S勝ちのSummoner、英G1ヨークシャーオークスや愛チャンピオンSなどを勝った名牝The Fugueなどが近親に名を連ねています。

昨年8月に川崎競馬よりデビュー。ここまで1400～1500mで計10戦を消化し、うち6戦で上がり3ハロンタイムがメンバー中3位以内と、終いの脚はなかなか見どころがあり、素質の一端は感じられました。この持ち味を活かすには、もう少し距離があった方がいいかもしれませんし、また脚質的に前目のポジションにつけられるようになれば、自ずと結果が変わっていたでしょう。なお、2戦目にブリンカーを着用したところ、行きっぷりが良くなりました。最近は着用していませんので、試してみる価値はあると思います。

また、近走は2桁着順が続いていますが、デビュー以来、一度も2ヵ月以上の休みを挟まずに使ってきた疲労の蓄積もあるでしょうし、厳しい賞金分けに入ってしまい、相手関係が強化されたことも一因です。一度リフレッシュして、環境や条件、メンバー構成などが変わってくれば、十分勝ち負けになる能力は持っていると思います。まだまだ若い3歳馬でもありますし、今後レース経験を積み重ねることでレースぶりが大きく変わってくることも十分考えられるでしょう。

なお現在、左飛節内側に外傷があります。写真にてご確認ください。
記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
レース中に左飛節の内側に外傷を負い、その影響で患部に腫れが見られます。ただ、歩様自体に問題はありませんので、運動もできますし、レースにも大きな支障はないでしょう。追ってから手応えの割に物足りない面が見られますので、いかにすんなりと先行できるかがカギですね。それからゲートでは覆面を使用していました。（川崎競馬・甲田悟史調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
5月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム