ビリーヴィン　Believin　　牡　３歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンモナークは浦和でデビュー2連勝のあとJRAに転入。そこからさらにダートで4勝を挙げてオープンまで出世しました。半兄に安田記念を勝ったアサクサデンエン、小倉記念を勝ち天皇賞・秋2着のスウィフトカレント、半弟に皐月賞、有馬記念、ドバイワールドCなどを勝ったヴィクトワールピサがいる良血も評価されてスタッドイン。種付け頭数は毎年10頭以下ですが、初年度産駒でただ1頭だけ血統登録されたザスターイズミーが札幌での新馬戦、続く未勝利戦ともに2着と好走。以降はトーセンアリエスがJRAで産駒初勝利を挙げると、トーセンバーディーが笠松・南関東で計8勝、トーセンボルガ（出品本馬の全兄）が南関東でデビュー3連勝を飾り、重賞のハイセイコー記念で4着、優駿スプリントで3着に善戦するなど、地方競馬を中心として稀少な産駒たちが奮闘を続けています。

一方、母系はレイディーズH勝ちのGrafitti、そしてファルマスSの勝ち馬Mermaidへと遡るファミリー。Lucky Roberto（米G1ホープフルS）やNight Patrol（米G2オークトリーBCマイル）、Lady Lumberjack（米G2ハリウッドオークス2着）らもこの一族で、祖母モアムーンライトは米G3ヴァリーストリームSの3着馬。全兄トーセンボルガは前述のとおり南関東の重賞戦線において活躍を見せ、半兄のトーセンアイランドも船橋で3連勝の実績。おばのマヒナはフラワーC3着、マヒナズヒルは門別でデビュー勝ち後、大井で8勝を挙げました。

昨年6月に笠松競馬よりデビュー。その初戦となった6月3日の笠松・新馬戦（ダ800m）では単勝1.2倍の圧倒的1番人気に推された中、2番手追走から4コーナーで先頭に立つと、危なげなくデビュー勝ちを収めました。さらに続く8月26日のオープン、笠松・チャレンジ（ダ1400m）でも1番人気に応えて、デビュー2連勝を飾っています。持ち味は何と言ってもスピードを活かした先行力で、その後も1月25日の笠松・葉牡丹特別（ダ1400m）ではけれんみのない逃げ脚を披露し、1着馬にクビ差の2着。自分の競馬ができれば、上位争いを展開できる強みを持っていますが、重賞やオープン特別に出走し、メンバーが一気に強化されると、なかなか思い通りのレースができていない状況です。

今回は2歳戦が本格的にスタートする前に、所有馬整理の都合などの関係から出品する運びとなりましたが、デビュー2連勝を飾ったように能力は光るものがあります。現状のベスト条件といえる1400mは、多くの競馬場で距離設定があるコースですし、先行できる脚質からどんなコースにも対応できると思われます。また、まだまだ未完成ながら、すでに490㎏を超える大きな馬体にはタフさとパワーを兼備していますので、丈夫で息の長い活躍を見せてくれるタイプになるのではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
体が大きく、3歳ということもあって、まだ緩さを残しています。レースを使いながら芯が入ってくれば、良くなってきそうな雰囲気がありますね。蹄に弱いところがありますので、鉄橋鉄でカバーしています。（笠松競馬・後藤正義調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※笠松競馬場・後藤正義厩舎（岐阜県羽島郡笠松町若葉町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
5月20日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：島川　隆哉