トウシンイマジ　Toshin Imaji　　牡　４歳　　※中央競馬　登録抹消

父Mukhadramは英国で生産、調教され、通算16戦5勝。2012年の3歳春にデビュー連勝を飾り、翌年初戦のG3ブリガディアジェラルドSで重賞初制覇を飾ると、続くプリンスオブウェールズSでG1初挑戦ながら2着に好走します。以降もG2ヨークSで重賞2勝目を飾りながら2014年初戦のドバイワールドC2着などG1で好勝負を続け、7月のエクリプスSで待望のG1初制覇を飾りました。G1の9戦を含め全16戦が5着以内という堅実な走りを見せ、同年をもって引退、種牡馬入り。最近では産駒のLady Ewelinaが5月7日に8ハロンの3歳独G3を制しているほか、障害重賞活躍馬なども出しています。

母系に関しては、4代母MiesqueがG1・10勝の世界的名牝で、一族にはG1・3勝の大種牡馬Kingmamboを筆頭にG1活躍馬が多数並びます。近親でいえば叔父Ibn Malikが英国、米国で走り、リステッド2勝、G2英シャンペインSなど重賞2着3回の実績。母アタブは英国で1勝を挙げ、現3歳の半弟ルガルはリステッドの橘S勝ち、葵S2着、半兄Jadwalは英国で1勝と活躍しています。

本馬は、跛行によりデビューまで時間がかかった一頭で、4歳の今年3月25日の中京4歳上1勝クラス（ダート1800m）で初陣を迎えました。2番枠から内ラチ沿いの後方1～2番手を追走しましたが、残り1000mを過ぎたあたりから置かれはじめ、直線も伸びる構えがなく9着から6秒8離れた最下位の10着に敗れてしまいます。続く前走は4月29日の新潟4歳上1勝クラス（ダート1200m）。大きく出遅れて14頭立ての最後方を進むと直線で外からしぶとく脚を使い、13着から0秒4差の最下位14着に終わっています。

内容を着実に良化させたところでしたが、レース後に右後肢の下腿骨に骨膜炎の症状が見られました。左後肢は蹄骨が変形し、蹄の形も悪く映ります（添付の画像をご確認ください）。体つきからもいいものがあり、大事に育ててきましたが、残念ながらこれを機に今回のオークション出品に至ります。体つきはもちろん、血統的な期待値は非常に高く、新天地での飛躍に期待しています。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年4月29日のレース後に、右後肢下腿骨骨膜炎を発症しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※ライジングリハビリテーション（滋賀県栗東市東坂）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
6月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)サトー