ウインブリオーソ　Win Brioso　　牡　５歳　　※地方競馬　在籍

父フリオーソは、NAR年度代表馬のタイトルを4度も受賞した“地方の雄”。その存在感は種牡馬となった今も健在で、2016年に地方ファーストシーズンチャンピオンサイアーのタイトルを獲得すると、2019、21年には地方サイアーランキングの“ベスト5”入り。中央ではエイコーン（シリウスS3着、みやこS3着）やテルペリオン（仁川S、マーキュリーC3着）、タイキフェルヴール（師走S、ヒヤシンスS2着）、クロジシジョー（浜松S）、ホーリーブレイズ（晩秋S）といったOP馬を、また地方ではヒカリオーソ（東京ダービーなど南関東重賞4勝、川崎記念2着）やグランモナハート（ロジータ記念）、ポッドギル（ユングフラウ賞、川崎スパーキングスプリント3着）、マカゼ（ローレル賞）、フリビオン（高知・佐賀重賞7勝）、ニューホープ（笠松・盛岡重賞4勝）など21頭にのぼる重賞ウイナーを輩出しており、NARを代表する種牡馬として8年に亘って100頭を超える種付けをこなし、名を馳せています。

一方、母系は種牡馬Candy Stripes（仏2000ギニー2着）やバブルガムフェロー（天皇賞・秋、朝日杯3歳S）、Intimiste（仏G1クリテリヨムドサンクルー）を産んだバブルカンパニーを4代母に持ち、ディープブリランテ（日本ダービー）やザッツザプレンティ（菊花賞）、ショウナンパントル（阪神ジュベナイルフィリーズ）といったG1馬もこの一族。母コスモダンスナイトはSTV杯など中央3勝を挙げており、半姉に中央5勝のOP馬ウインソワレ（ファンタジーS3着）、おじに中央4勝ヒシオフェンス（春望S）、いとこにマカゼ（川崎重賞・ローレル賞）、近親にプレジオ（共同通信杯2着、京成杯4着）など、非常に堅実なパフォーマンスを誇る有力ファミリーです。

2020年12月にJRAよりデビュー。2021年1月21日のサラブレッドオークションで取引された後、3月より岩手へ移籍し、同年5月までに7戦2勝、2着2回という成績を残しました。そして11月より大井・市村誠厩舎に所属して3戦1勝、さらに12月から現在の大井・栗田裕光厩舎でお世話になっています。

昨年は6月27日のC2、大井・ヘラクレス座特別（ダ1400m）に優勝。しかし、C1クラスに昇級するとなかなか思うような競馬をすることができず、2桁着順に沈むことが多かったです。今年に入り、再びC2クラスに降級。3月8日の大井・C2七八（ダ1200m）は3ヵ月の休養明けのでしたが、“大井の帝王”的場文男騎手に導かれ、見事に優勝しました。続く昇級初戦こそ敗れましたが、4月17日の大井・C1九十（ダ1200m）を勝利。C1クラスでも勝てるようになるなど、ここにきて、成長力を実感させてくれています。

今回は頭数整理の都合などにより、出品する運びとなりましたが、年齢的にまだまだやれることは、今年に入ってからのレースぶりが証明しています。ここ2走はペースが厳しかった面がありますが、それからもうひとつ、馬場が合わなかったことも要因だと思います。大井に移籍後、不良馬場で8戦して14、9、6、10、13、11、10、13着と一度も掲示板に載ったことがありません。4走前に重馬場で勝利していますので、時計の速い馬場が合わないというわけではないのですが、過剰に水分を含んだ馬場になると、成績が芳しくない点は留意する必要があると思います。以上のようなことから、ここ2走をノーカウントと考えれば、十分期待が持てる即戦力候補ではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
ここ2戦は前半のペースが速かった上に、相手もそのことに気づいていたようで、いい標的になってしまったようです。ああなってしまうと、やはり辛いですよね。小回りコースの競馬場なら十分勝ち負けになると思います。また、元々ヒザが抜けるような歩様をします。騎乗者は気持ち悪く思うでしょうが、その状態でレースに出走していますので、問題はないと思います。（大井競馬・栗田裕光調教師）


※南関東3競馬場（川崎・船橋・浦和）への転入が可能です（大井競馬退厩手当受給のため）。

※ゴリンファーム（千葉県香取市大根・相川牧場内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
6月17日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：馬目　勇