エイシンポロシリ　A Shin Porosir　　牡　２歳　　※地方競馬　在籍

父エイシンヒカリは15戦10勝。主な勝ち鞍は香港カップ(香G1)、イスパーン賞(仏G1)、毎日王冠(G2)、エプソムカップ(G3)。デビューは３歳春と遅れましたが天性の快速を武器にアイルランドトロフィーまで無傷の５連勝を飾ります。４歳時にはエプソムC、毎日王冠を連勝し本格化の勢いで挑んだ天皇賞秋では９着と敗れますがこの経験を糧に次走香港カップではレコードタイムでの逃げ切りを決めそのスピードを世界に轟かせました。翌年は欧州遠征を敢行しイスパーン賞では欧州の強豪達を相手に１０馬身差の大楽勝を決めワールドホースランキング世界１位となる１２９のレイティングを獲得しました。代表産駒にはJRA４勝のエイシンスポッター(鞍馬S、オーシャンSG3、３着)がスプリント路線で活躍し、エイシンヒテンが父同様の先行力でローズS２着、秋華賞４着とクラシック路線を沸かせました。産駒達は芝ダート問わず活躍し地方競馬では南部駒賞（重賞）をエイシンシュトルム、エイシンケプラーが２世代連続で制覇しておりマルチな才能を遺伝させます。

母エイシンレタリングは愛国産の未出走馬。祖母La Inaは独国リステッドを勝利し独オークス（独G1）２着、ヘンケルレネン(独G2)３着の実績を持ちその産駒エイシンエルヴィンはJRA３勝、仏国リステッド１勝、きさらぎ賞G3,３着の活躍を見せました。近親に３代母Lomelaの産駒から独オークス(G1)を制したLongaが出ており重厚なドイツ系統の底力を感じさせる一族です。

本馬は現在２戦０勝。５月２５日門別競馬ダ１１００ｍでデビューします。スタートでやや後手を踏みますが外から脚を使い中団まで取り付きます。しかし終始外々を周り直線では伸びを欠き９着と敗れ、続く２戦目は６月１５日門別競馬ダ１２００ｍに出走。初戦とは違いスタートダッシュ良くスッと先団３番手からの競馬となりますが勝負どころで手応えが甘くなり８着となりました。この度頭数整理の為オークション出品となります。現状はまだまだ心身共に未完成ですが血統、馬体的には奥手の可能性もありキャリアを積みながらレベルアップを見込めるタイプと思われます。スタートダッシュは２戦目で良化し好位の競馬が出来ていますのでレースセンスは良いものがあります。まだキャリアの浅い2歳馬ですので今後の伸び代も含め長い目で見ていただけると幸いです。現状渡しノークレームノーリターンでの出品となりますのでよろしくお願い致します。

【本馬についての現状説明】
まだ体力不足ですが､テンのスピードはあると思います｡右前肢にソエがありますが､現状では調教やレースに支障ありません｡（ホッカイドウ競馬・米川昇調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・米川昇厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
6月24日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦