メルクーア　牝３歳　※中央競馬登録抹消

父ブラックタイドはスプリングSの勝ち馬で、歴史的名馬ディープインパクトの全兄にあたる良血馬。スタッドイン後は、シャパンC、有馬記念などG1・7勝を誇る名馬キタサンブラックを筆頭に、テイエムイナズマやタガノエスプレッソ（ともにデイリー杯2歳S）、マイネルフロスト（毎日杯、日本ダービー3着）、ライジングリーズン（フェアリーS）、フェーングロッテン（ラジオNIKKEI賞）、コメート（ホープフルS2着、日本ダービー5着）、フィールザスマート（ジャパンダートダービー3着）、ディープダイバー（橘S、朝日杯フューチュリティS5着）、シャイニーガール（スイートピーS、エルフィンS）、エブリワンブラック（ダイオライト記念2着）、ブラックオニキス（札幌2歳S2着、紫苑S4着）らを送り出した他、一昨年から昨年にかけて名古屋の重賞を5勝しているトミケンシャイリ（駿蹄賞、東海ダービー、秋の鞍、マイル争覇、梅見月杯）など、地方競馬でも全国各地で多くの重賞ウイナーが誕生。“芝もダートも走れるディープインパクト”として、そのポテンシャルの高さをアピールしています。

一方、母系は米G1ブルックリンHの覇者Little Missouriを産んだWin Nonaを4代母に持ち、近親にはKodiak Kowboy（カーターH、ヴォスバーグSなど米G1・3勝）やWest by West（米G1ナッソーカウンティH、米G1ウッドメモリアルS2着、米G1ホイットニーH2着）、Sensacionale（ペルー共和国大統領賞などペルー重賞5勝）といった強豪が存在。半姉に中央OP馬アリンナ（葵S、バーデンバーデンC）や岩手で6戦6勝のスターライトキス、おじにインタータイヨウ（兵庫チャンピオンシップ、ジャパンダートダービー2着）、いとこに中央準OP馬フィールシンパシー（クリスマスC、フェアリーS4着）や、南関東の重賞勝ち馬ウワサノシブコ（浦和重賞・ユングフラウ賞、川崎重賞・ロジータ記念2着）など、活力に満ち溢れています。

本馬は2歳10月に中山・芝1200m戦でデビュー。追い切りの動きが評価されて3番人気に支持されると、道中は先団を追走し、直線でもしぶとく脚を伸ばして5着となります。まずまずの滑り出しで、もともと厩舎からは「先々良くなってきそうな馬」と言われていたことから活躍を期待していましたが、その後はデビュー戦以上のパフォーマンスを発揮することが出来ませんでした。今回の結果で「3走成績による出走制限」を課されてしまったことから、このタイミングでファンド継続を諦めてサラブレッドオークションに出品の運びとなりました。
しかしながら、まだキャリア6戦の3歳馬なので成長の余地は十分にあるはずです。現状では幼さが抜け切れていませんが、変わってきそうな雰囲気を持ち合わせていますし、もう少し経てば身も心も充実するだろうというのは感じるところです。本馬が本当に良化を見せるには中央の未勝利戦の期間は短すぎました。本来であればレースを使いながら前進させていきたかったのですが、中央の芝の短距離戦は数が少なく、なかなか思い通りに出走させられなかったところ。今まで脚元などに不安が出たことはないので、地方競馬でレースを重ねながら良化を促していってもらえればと思っています。
前述のように、きょうだいは中央勝ち馬4頭をはじめとして、地方も含めて全頭が勝ち星を挙げている優秀なファミリー。活気ある血統背景の持ち主ということから、新天地への移籍がいいキッカケとなることを期待しています。また、将来の繁殖牝馬候補としてもご一考いただけますと幸いです。
時折テンションが上がると、馬房内でソワソワするところがあります。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
7月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング