エイシンペネロペ　牝３歳　※地方競馬在籍

父エイシンヒカリは3歳4月と遅いデビューとなりますが圧倒的なスピードを武器に破竹の5連勝を飾ると、翌年のエプソムカップ(G3)、毎日王冠(G2)と重賞を連勝し本格化。次走の天皇賞秋(G1)は9着と敗れますが、続く香港カップ(香G1)では持ち味のスピードを存分に発揮し、レースレコードの逃げ切りを決め初G1制覇。翌年は欧州遠征を敢行しイスパーン賞(仏G1)では、欧州の強豪を相手に10馬身差の圧巻パフォーマンスを見せ、ワールドサラブレッドランキング世界1位となる、レイティング１２７の評価を受け、世界に大きなインパクトを与えました。代表産駒には初年度産駒からローズSG2、2着、秋華賞G1、4着と、クラシック路線で存在感を出したエイシンヒテン、2世代目には芝１２００ｍで５勝を挙げ、オーシャンＳ3着、鞍馬Ｓを勝利し勢いに乗るエイシンスポッターを中心に、セリシア(JＲＡ3勝)、タツリュウオー(ＪＲＡ3勝)なども芝短距離路線で活躍中です。地方競馬に目を向けると、エイシンシュトルム、エイシンケプラーが南部駒賞(重賞)を2世代続けて勝利するなど、スピードだけでなくダートをこなすパワーもしっかりと受け継がれています。

母系には5代母の産駒にPass the Peace（チヴァリーパークS、G1)や3代母Embassy(チヴァリーパークS、G1)。叔父に種牡馬となったKing‘s Apostle(モーリスドゲースト賞G1）など一族にはイギリス芝短距離路線で活躍した馬が名を連ね、半兄エイシンスレイマンは中央3勝、地方3勝の活躍を見せました。 

本馬は現在3戦0勝。3歳5月18日、園田競馬ダ１４００ｍでデビューします。スタートはやや後手を踏むも、1コーナーまでに3番手を確保し、道中も好位で流れに乗りますが勝負所での反応が甘く6着となります。実戦を叩き上澄みが期待された2戦目は、中団インからの競馬となり、道中は頭を上げるなどキャリアの甘さを感じさせる内容で6着。距離を１７００mに延長し変わり身に期待した前走は、スタートを決め楽に先手を奪い逃げの戦法にでるも、3コーナー手前で手応えが悪くなり、ずるずると後退し8着と敗れ、このタイミングで頭数整理の為オークション出品となりました。現状は心身共に幼さを感じさせ、成長待ち段階です。血統的に母系は欧州色が強く父エイシンヒカリ産駒も叩き良化型タイプが多いのでやや奥手気味の印象があります。馬体的にも全体に緩さがありますので良くなるのはこれからだと思います。まだ3歳と若くキャリアも浅いので経験を積みフィジカル、メンタルが強くなってくれば大きな変わり身を期待できるかもしれません。現状渡しノークレームノーリターンでの出品となりますのでよろしくお願い致します。

【本馬についての現状説明】
前走は逃げて道中まではマイペースで競馬ができたのですが、勝負所からの脚色に変化がありませんでした。もう少しスタミナが必要かもしれません。制裁はありませんが、前走でゲート内で起ち上がった為に注意を受けております。（園田競馬西脇・橋本忠明調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦競走馬トレーニングセンター（兵庫県明石市大久保町大窪）に在厩しており、預託料は4,950円/日（税込）です。
7月1日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦