チェアアップソング　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父マツリダゴッホは4歳時に名牝ダイワスカーレットを差し切り、有馬記念を制覇。“サンデーサイレンス最後の大物”として重賞6勝を含む10勝を挙げての種牡馬入りとなりました。初年度産駒からウインマーレライがラジオNIKKEI賞で重賞勝ちを収めると、以降もロードクエスト（スワンSなど重賞3勝、盛岡重賞2勝）やマイネルハニー（チャレンジC）、クールホタルビ（ファンタジーS）、リンゴアメ（函館2歳S、青函S4着）、アルマワイオリ（朝日杯フューチュリティS2着）、エントリーチケット（タンザナイトS）、ウインアグライア（若駒S、コスモス賞、フローラS5着）など次々にOP馬を送り出しており、現役馬ではミニオンペール（しらかばS、タンザナイトS3着）やロイヤルパールス（ながつきS）、出品本馬の全兄チェアリングソング（アクアマリンS、福島テレビOP3着）、カルリーノ（晩春S、京王杯2歳S3着）、シュヴェルトライテ（雲雀S2着）、ロードトゥフェイム（九十九里特別、丹頂S3着）らが活躍。改めてその能力の高さをアピールしています。

一方、母系は英G3チェリーヒントンS2着馬Nopheを産んだFioritaに遡るファミリーで、日本では曾祖母のキョウエイヨシノから華々しく展開。母チェアユーアップは中央2勝、祖母キョウエイマリーは大井で5連勝を含む10戦6勝のキャリアを有し、全兄に現役OP馬チェアリングソング（アクアマリンS、福島テレビOP3着）、おじに中央平地3勝ローンウルフ。近親には最優秀ダートホースに輝いたサウンドトゥルー（チャンピオンズC、東京大賞典、JBCクラシック）を筆頭に、アナザートゥルース（ダイオライト記念、アンタレスS、チャンピオンズC3着）やルールソヴァール（佐賀記念、みやこS2着）など、ダートの猛者がズラリと名を連ねています。

本馬は2023年4月中山ダート1200mの3歳未勝利でデビュー戦を迎えました。五分のスタートから、押してポジションをうかがうものの、前半3F33秒6（良）の速い流れを無理なく追走している感じにも映り、直線では反応を確かめるように追われてゴール。勝ち馬から3.2秒差の13着でした。条件的に芝の短距離がベストと思われましたが、前捌きに硬さがみられる状態でしたので、まずは実戦を経験をさせる意味で、この条件からスタートさせました。また調教の段階から喉に不安が出ていたものの、苦しがる様子を見せなかったことで、影響がなかった点は、次に向けての明るい材料でした。

その後は心身ともにリセットを目的とした放牧に出して調整。6月上旬にトレセンへ帰厩し臨んだ2戦目は、7月福島芝1200mの3歳未勝利。五分のスタートを切るも、序盤は無理せず後方からの追走。直線で追われたものの末脚を欠いて、勝ち馬から2.0秒差の16着でした。スタートから躓きそうな走りで行き脚がつかなかったうえに、息もヒューヒューと喉の苦しさだけではないような走りでした。

レースを終えて、喉の内視鏡検査を受けると喉頭片麻痺の診断を受けましたので、このタイミングで出品させていただきます。キャリア2戦。心身ともに成長途上の3歳馬です。喉に不安を抱えてしまいましたが、舌縛りなどで対応するなど短距離ならカバーできる場合も考えられます。入札のご検討をお願いいたします。

なお、7月6日の早朝に馬房内で右前肢膝裏および屈腱部の外傷が確認されました。腫れと熱感があり、治療を受けています。画像を添付いたしました。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年7月4日の内視鏡検査で喉頭片麻痺（G3b）による喘鳴症（ノド鳴り）と診断されています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
7月8日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)ノルマンディーサラブレッドレーシング