タマモマイホーム　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父クリエイターⅡは初勝利までに6戦を要したものの、アーカンソーダービーで最後方から直線一気の追い込みを決めてG1初制覇を達成すると、日本からの遠征馬ラニも出走していたベルモントSでは、ゴール前での競り合いをハナ差制して最後の一冠を奪取。トラヴァーズSでアロゲートの7着に敗れたのを最後に現役を引退、日本にて種牡馬入りとなりました。初年度は85頭に種付けを行い、2020年より産駒がデビュー。ポプラ特別などJRA3勝を挙げているクインズバジルが準OP馬として活躍しており、マツリダジョオーが岩手重賞・金杯で3着。セカンドクロップにあたるリコーヴィクターが門別のサッポロクラシックCをレコードで快勝して重賞制覇を果たし、JBC2歳優駿、東京ダービーともに3着と好走、パピタが名古屋重賞・中京ペガスターCで2着、フィリオデルソルが大井重賞・優駿スプリントで3着にきています。米チャンピオンサイアーTapitを父に、ペルーの2歳・3歳・古牝馬チャンピオンを母に持つ優秀な血統背景も大いなる魅力と言えるでしょう。

母系に関しては、叔父エーティーラッセンが日経新春杯3着の実績馬で、ほか近親にエアエミネム（札幌記念、神戸新聞杯、オールカマー、函館記念、菊花賞3着）、アラバンサ（ステイヤーズS2着）と重賞活躍馬がいます。母タマモエスカルゴは2歳6月の函館ダート1000mで新馬勝ちし、1勝クラスの同舞台で2着が最高という成績。デビューした兄姉2頭はともにJRAのみの競馬で勝利を挙げられず引退しています。

本馬は、今年3月19日に中京ダート1200mで既走馬相手にデビュー。立ち遅れて後方2番手追走となり、道中で頭を上げる場面もあるなど幼さを見せながら3～4コーナーで置かれはじめ、直線も伸びを欠いて勝ち馬から4秒3差の16着に敗れてしまいました。続く新潟ダート1200mでは若干の立ち遅れに抑えて後方1～2番手を追走。直線も懸命に食い下がったものの15頭立ての13着に敗れています。続く前走は先週7月8日の中京ダート1800m戦へ。まずまずのスタートを決めて3番手の外へ取りつきましたが、3コーナー手前から追走に苦労する面が見られて後退し、16頭立ての14着に終わっています。

前走は距離を延ばして先行しましたが、現状ではスタミナ不足で最後は一杯になってしまいました。このタイミングでのオークション出品となりますが、使いながら力をつけてくれば、本来の素質を発揮してくれるのでは期待しています。


※JRAの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限(2023年9月8日まで平地競走に出走できない)」を受けています。(2回目)
　　　2023年7月8日（土）　3回中京3日　2R　3歳未勝利牝　　ダ1800m（良）
　　　結果14着　　タイム2:01.4（1着馬からのタイム差4.6秒、5着馬からのタイム差5.0秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
7月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：タマモ(株)