サウンドズーム　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父サトノダイヤモンドはデビュー3連勝で菊花賞を制し、クラシックの主役に名乗りを上げると、春は皐月賞3着、ダービー2着とあと一歩及びませんでしたが、秋の菊花賞で待望の初タイトルを手にしました。続く有馬記念では、キタサンブラックとの壮絶な追い比べを制してG1連勝を果たし、JRA賞最優秀3歳牡馬に輝いています。4歳以降はビッグタイトルこそ獲得できなかったものの、重賞2勝を積み重ねるなど一線級で走り続け、5歳いっぱいで引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2022年。6月の中京でダイヤモンドハンズが新馬勝ちを果たし、札幌2歳Sで3着。秋の東京で新馬勝ちしたシンリョクカは阪神JFで2着となり、サトノグランツが京都新聞杯を勝って産駒の重賞初勝利を挙げています。JRAでは芝での活躍が目立ちますが、地方競馬でも続々と勝ち上がりを記録しており、今後の活躍が期待される種牡馬です。

母系を見ますと、母サウンドリアーナはファンタジーS、端午Sを勝ち、ユニコーンS2着と芝、ダートを問わずにハイレベルな走りを見せた活躍馬。半兄サウンドプリズムはダートで勝ち上がり、1勝クラスで安定して上位争い。半姉サウンドステラは金沢で2勝を挙げています。祖母オテンバコマチはJRAのダート短距離で2勝。溯れば6代母は4歳牝馬特別などを勝ち桜花賞3着、オークス2着のメジロボサツで、一族にはG15勝の名牝メジロドーベルや、重賞4勝のメジロモントレーといったメジロブランドの一流馬のほか、国内外でG1を6勝したモーリスなども同門となっています。

本馬は2022年12月11日に阪神芝1600mの新馬戦でデビュー。スタートは普通に出ましたが、その後の行き脚がつかず、徐々に馬群から離されていく格好となりました。3コーナー過ぎで何とか馬群の後方に取りついたものの、そこからギアを上げることはできずに最下位の14着に終わっています。
その後はダートに専念。2戦目の阪神1400m戦では気合をつけながら中団を追走し、徐々にエンジンがかかると、直線も鋭く脚を使って0秒7差の5着。初ダートで大きな前進を見せ、続く小倉1700m戦では1番人気に支持されました。ここでもラストはよく差を詰め、メンバー2位タイの上がりタイムをマークして0秒4差の5着と差のない走りを見せてくれています。
ただ、その後は不良馬場が続いたり、展開がかみ合わなかったりして、思うような走りができていません。1400m戦がベストの馬で、今後は中央にちょうどいい番組がなくなってしまうこともあり、このタイミングでオークション出品を決めました。

調教では非常にいい動きをする馬ですが、なかなか実戦につながってこないようなところがあり、ここ2戦はブリンカーも試しました。地方競馬の相手関係ならもっとやれてもいい馬だと思いますし、うまくかみあってくれば上も目指していけるのではないでしょうか。

なお現在、両トモに皮膚病が見られます。


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
7月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：増田　雄一