エイシントゥワイス　　牝４歳　　※繁殖牝馬（空胎）

父キタサンブラックは国内２０戦１２勝。大阪杯(G1)、ジャパンカップ(G1)、有馬記念(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞秋(G1)、天皇賞春(G1)２回、京都大賞典(G2)、セントライト記念(G2)、スプリングS(G2)などG1７勝含む重賞１０勝。２０１６、１７年と年度代表馬/最優秀４歳以上牡馬に選出された歴史的名馬です。初年度産駒は８４頭と決して多くない産駒から超大物イクイノックス(有馬記念G1、天皇賞秋G1、宝塚記念G1、ドバイシーマクラシックG1、東スポ杯２歳SG2、２０２２年年度代表馬/最優秀３歳牡馬)を輩出、現在国際レーティング１２９と世界ランク１位の評価を受けております。さらに２世代目にはソールオリエンス（皐月賞G1、京成杯G3、日本ダービーG1.2着）がクラシック制覇を達成し２世代続けG1ホースを出しました。その活躍を筆頭にガイアフォース(セントライト記念G2、マイラーズカップG2.2着)、スキルヴィング(青葉勝G2)、ラヴェル(アルテミスSG3、オークスG1.4着)、ウィルソンテソーロ(かきつばた記念.中央交流JPN3)など僅か2世代で6頭の重賞勝ち馬を輩出し、活躍の場を広げます。この活躍を受け2022年の種付け頭数は178頭と大幅に増え、種付け料は1000万と倍増し種牡馬としての価値を高め、これから日本競馬の根幹を担う存在となる活躍が期待されます。

母エーシンメンフィスは芝ダート問わない適性を見せ、4歳秋に一気の3連勝で愛知杯G3を制し、続く京都牝馬SG3で2着と牝馬重賞路線で活躍しました。2代母テネシーガールはセントウルSG2、ファンタジーSG3を勝ち、高松宮記念G1.3着、函館3歳SG3.2着と短距離路線で存在感を示めし、4代母Castle Royale(シープスヘッドH米G2)は米国芝中距離重賞を勝利。その産駒エイシンテネシーは金杯(阪神)G3を勝利し京都記念G2.2着、金杯(京都)G3.2着するなど、重賞勝ち馬が母方に名を連ね高い繁殖能力を継続させるファミリーと言えます。

本馬は3歳6月11日、中京芝2000ｍでデビューし15着、続く2戦目は小倉芝2000ｍに出走するも11着と敗れ中央登録抹消となりました。期待の良血として大きな期待をされましたが、秘めるポテンシャルを発揮できず現役生活を終えました。しかし母、2代母と重賞ウイナーが続き母系の優秀さは紛れもなく1流で、そこに父が初年度産駒から年度代表馬を輩出したキタサンブラックですから繁殖としての価値も高い1頭だと思います。また本馬の母系にはサンデーサイレンスを持たないので、サンデー系種牡馬との配合でサンデー3×4となり、成功例の多いクロスを成立しやすいのも魅力的だと思います。キャリア2戦と数を使われてないので、馬体の痛みもないので良いコンディションで来季の繁殖シーズンを迎えられると思います。現状渡しノークレームノーリターンでの出品となりますのでご検討の程よろしくお願い致します。

【本馬についての現状説明】
2023年1月に左前肢の繋靭帯炎を発症しています｡繋靭帯の修復が進んだ5月からトレッドミルでリハビリの調教を始めています｡患部の腫れも見られず、跛行や触診痛もありませんが、競走復帰までには､まだ時間が必要と判断し､繁殖として出品させて頂く事になりました。健康状態は良好で､通常の放牧も問題ないと思います｡穏やかな性格で､扱いやすい馬ですので気性的な問題もないと思います｡（エイシンステーブル場長：横田征彦）


※本馬の測尺は体高164cm、胸囲190cm、馬体重492kgです（7月12日現在）。

※エイシンステーブル（岡山県真庭市余野上）に在厩しており、預託料は7,150円/日（税込）です。
7月15日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦