オーウェンバローズ　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父トーセンラーは綺麗なストライドと切れ味を武器にマイルCS制覇など重賞3勝を挙げ、菊花賞ではオルフェーヴルの3着と距離の融通性も見せての種牡馬入り。兄に米G1トラヴァーズSの覇者Flower Alley、全弟にスピルバーグ（天皇賞・秋、ジャパンC3着）がいる血統背景も頼もしく、2018年に初年度産駒が待望のデビューイヤーを迎えると、昨年の京都金杯で重賞2勝目を挙げたザダル（京都金杯、エプソムC、プリンシパルS、セントライト記念3着、毎日王冠5着）や、7戦5勝のキャリアで高松宮記念へと駒を進めたアイラブテーラー（京阪杯2着、京阪杯4着、京都牝馬S4着）たちが躍動。先日の五稜郭Sに勝ってオープンへと昇級したアケルナルスター、準OP馬のドロップオブライト（大濠特別）やバンデルオーラ（小郡特別）、エンドウノハナ（淡路特別）、サザンナイツらとともに、今後のさらなる攻勢が期待されています。

一方、母系は名馬A.P. Indy（ベルモントS、BCクラシックなど米G1・4勝）やSummer Squall（プリークネスS、ホープフルS）を産んだWeekend Surprise（米重賞2勝）を曾祖母に、CCAオークス3着馬Weekend in Seattleを祖母に持つ、アメリカ屈指の強力ファミリー。おじにMambo in Seattle（米G1トラヴァーズS2着）、いとこにSky Kingdom（米G1ハリウッドゴールドC3着）、近親にCourt Vision（BCマイルなど米G1・5勝）と活力に満ち溢れており、半兄ステイインシアトル（鳴尾記念、新潟大賞典2着）、半姉ナンネッタ（園田重賞・園田プリンセスC）を筆頭に、出走したきょうだい全てが勝ち星を挙げています。

2020年の北海道サマーセールにて2,255万円で落札。翌年12月にJRAよりデビューしました。JRAでは主に芝1600～2000mを使われ、3戦目となった2022年4月30日の阪神・3歳未勝利（芝1800m）で1着馬から0秒1差の2着に好走するなど、重賞ウイナー・ステイインシアトルの半弟にあたる良血馬ならでは潜在能力を垣間見せてくれましたが、結局JRAでは3歳8月まで競走生活を送り、7戦してこの2着1回と、勝利獲得には至りませんでした。

その後、南関東の大井競馬へ移籍。2戦目となった2022年11月14日の大井・C2十 十一 十二（ダ1600m）で2着に入るなど、たびたび上位争いを繰り広げていました。今年7月にはクラス再編のため、C2クラスからC3クラスへ降級し、初勝利の機運が高まっていましたが、前走7月13日の大井・C3 一 二（ダ1600m）では4着に終わりました。走破時計は昨秋の2着時よりも速く、上がり3ハロンタイムも大井移籍後としては自己最速と、この馬なりの走りは見せてくれたと思いますが、良くも悪くも相手なりに走ってしまうところがあるのかもしれません。今回は所有馬整理の都合などにより、出品の対象といたしましたが、本馬の血統背景と近走の成績であれば、即戦力として引き続き期待が持てることを考慮しての出品です。即戦力候補、それも南関東への入厩が可能な馬をお探しの方にはおすすめの一頭です。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
昨年11月にこちらに移ってきた頃は、イレ込みがキツくて大変でしたが、競馬を使いながら、段々と落ち着きが出てきたように、この馬なりに成長の証を示してくれています。この7月にC2からC3へ降級しました。元々C2でも、上位争いを繰り広げていた馬だけに、前走の結果は残念でしたね。それを考えると、本質的に芝向きのタイプなのかもしれません。肉体面ではトモに疲れが出やすいため、常日頃からケアが必要です。あと注意事項としては、右回りコースだと、コーナーで外に張る感じがありますので、鞍上は予め頭に入れておく必要があると思います。（大井競馬小林・福永敏調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※ホースサポート櫻（茨城県稲敷市蒲ケ山・栗山牧場内）に在厩しております。預託料は7,700円/日（税込）です。
7月22日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：猪熊　広次