アルマケルブ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父コパノリッキーは多くのダートの猛者を送り出しているゴールドアリュール産駒。その血統らしく3歳春までに6戦4勝、重賞初制覇となった兵庫CSでは6馬身差Vと若い時期から圧巻のパフォーマンスを示していました。その後の右前の骨折の影響で休み明けのOP特別2戦で敗れたものの、復帰3戦目のフェブラリーSを最低16番人気ながら制して一躍スターダムへのし上がり、以降もダート界の第一線で活躍。引退レースとなる7歳時の東京大賞典も制して日本馬史上最多のG1（JPN1）11勝という輝かしい成績を残し、種牡馬入りしました。初年度産駒は2021年にデビューし、コパノニコルソンが今年5月27日の桃山S（3勝クラス）で0秒3差2着に好走するなどJRAのオープン入り目前。2世代目も、コパノパサディナが青竜Sで2着に好走、アームズレインはファルコンS、葵Sともに5着と芝重賞で善戦しつつ、先週7月22日の清洲特別（2勝クラス）でダート3勝目を挙げてオープン入りをうかがっています。地方でも名古屋競馬所属で東海ダービーなど重賞4勝を含む8戦無敗馬セブンカラーズ、中央から高知競馬に移籍して重賞・金の鞍賞含む当地5戦5勝の成績を残したファーストリッキー、兵庫競馬所属で園田オータムT、楠賞と重賞2勝を含む13戦11勝のエコロクラージュなど活躍馬を送り出しており、多くの産駒に持ち前のパワーが受け継がれています。

母系に関しては、叔父にアルムダプタ（北海道2歳優駿）がいるほか、近親にはジャングルポケット（日本ダービー、ジャパンCなど重賞4勝）、ストークアンドレイ（函館2歳S）と重賞ウイナーが並びます。母コウエイテンプウはJRAダート2勝。兄姉は端午SなどJRAダート3勝の半兄バイラ（兵庫競馬に移籍して園田で2勝）、JRAダート1勝、名古屋3勝のタゴム、高知2勝のバトル、JRAダート1勝のバイス、JRAダート3勝で準OP2着3回の半姉シダーと、5頭全て勝ち上がっています。

本馬は、今年1月9日の中山ダート1200mでデビュー。まずまずのスタートを切って6番手を追走しましたが、序盤からムチが入るなど追われながらの道中で、直線で伸びを欠いて11着に敗れてしまいます。次走では距離を延ばし、小倉ダート1700m戦へ。追走は楽になりましたが、13頭立ての大外枠で後方3～4番手の運びとなり、直線で差を詰め切れず10着に敗れました。それでも、続く阪神ダート1800m戦で中団後方からしぶとく伸びて12頭立ての7着に入ると、続く同舞台では中団から向こう正面で砂をかぶって後退しながらも、メンバー3位タイの上がりを駆使して8着と徐々に内容を良化させます。とはいえ、大きな前進にはつながらず、以降は8戦して6着が最高。連闘で迎えた7月15日の前走、函館ダート1700m戦では13頭立ての後方2番手から伸び切れず、勝ち馬から4秒6差の10着に終わっています。

昨年8月6日に右前の第1指骨剥離骨折を発症し、デビューに向けて仕上がりが遅れた経緯があります。現状、ワンパンチ足りないレースぶりが続いてはいますが、1月からコンスタントに12戦を重ねてこられたように今は脚元に問題はなく、タフさが魅力の一頭でもあります。地方競馬であれば、道中の位置取りなどレースぶりに進境が見られるでしょうし、その中で持ち前の堅実な末脚に磨きがかかってくれば、勝利もそう遠くはないのではと思います。

なお現在、両トモに皮膚病がみられます。
記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2022年8月6日(2歳時)に右前第一指骨剥離骨折を発症。事故見舞金12号（調教中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
7月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：コウトミックレーシング