レッドレジェーラ　　セン５歳　　※中央競馬　登録抹消

父ディープインパクトは2005年に無敗で三冠を達成。古馬になってから天皇賞（春）、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念を制した歴史的名馬で、2005年と2006年には二年連続でJRA賞年度代表馬、2008年には顕彰馬にも選出されています。種牡馬入り後は父と同じく無敗の三冠馬となったコントレイルなど日本ダービー馬だけでも7頭を輩出し、2012年から昨年まで11年連続でリーディングサイアーに輝いた説明不要のトップサイアー。産駒の活躍は国内にとどまらず、Saxon Warrior、Study of Man、Snowfallなど主にヨーロッパで多くのG1、重賞勝ち馬を輩出。 Auguste Rodinが今年の英、愛ダービーを制して日英仏愛4か国のダービー馬の父となったのも記憶に新しいところです。他界して4年が経過した現在もなお、その影響力はとどまるところを知りません。

母系に目を転じると、母プレミアステップスは英仏米の3か国で走り、計3勝をマーク。北米でリステッド勝ちがあるほか、仏G3・カルヴァドス賞で2着、英G3・アルバニーSで3着、米G3・ウィルシャーSで3着など、重賞でも再三に渡って差のない競馬をしてきました。本馬の全弟にあたるドーブネは、2021年の千葉サラブレッドセールにて5億円を超える額で取引されたことで話題をさらい、競走馬としても4勝を挙げてオープンまで出世。今年の中山記念でも3着と好走しており、今後の更なる活躍が期待されます。ブラックタイプを更に紐解くと、2012年の英G1・ファルマスSを制したGiofraをはじめ、重賞、リステッド勝ち馬、入着馬が目白押しという活気に満ち溢れた牝系の出身です。

本馬は2歳10月にデビュー。ダートに替わった4戦目に2着と好走して変わり身を見せ、その後も善戦を続けていたものの勝ち上がるには至らず、園田競馬へ移籍します。園田では初戦を快勝し、C1クラスに昇級後は2着が2回続きましたが、4戦目に直線での叩き合いをアタマ差制して2勝目をマークし、JRAへの再登録を果たしました。その後はコンスタントに出走を重ねて14戦を消化。園田の交流競走で3着に入ったように、地方競馬における馬場適性の高さは実証済みです。攻め駆けするようにポテンシャルの高さは折り紙付きだったのですが、気難しい面が災いして実戦に行って能力を発揮し切れなかった印象。3歳時に去勢手術を実施したものの、カンフル剤にはなりませんでした。

これまで大きな故障歴はなく、脚元は丈夫な方ですから、これからも堅実に賞金を稼いでくれるでしょうし、気難しい面が解消されればガラリ一変があっても何ら不思議はないはずです。地方競馬への再移籍がいいきっかけとなり、新天地でひと花もふた花も咲かせてくれることを期待したいと思います。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※さく癖があります。

※2021年7月30日(3歳時)に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
7月29日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)東京ホースレーシング