ニクソンテソーロ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父フェノーメノは3歳時に青葉賞に優勝し、日本ダービーではディープブリランテを僅かに捕らえることができずハナ差の2着。秋にはセントライト記念を勝ち、菊花賞ではなく古馬相手の天皇賞・秋に向かいましたが、こちらもエイシンフラッシュの2着と大一番ではあと一歩届きませんでした。しかし、4歳初戦の日経賞を勝つと、続く天皇賞・春では同じステイゴールド産駒の同期生ゴールドシップらを打ち破り待望のG1初制覇。5歳時にも同レースを制し、G1・2勝の勲章を引っ提げて種牡馬入りします。産駒のデビューは2019年。中央ではOP馬アルーブルトや出品本馬の全兄レディオマジック、準OP馬フェアリーグルーヴ、コスモス賞3着スリリングドリームなど芝・ダートを問わずに万遍なく勝ち上がっており、また地方競馬で活躍する産駒も多く、キタノオクトパスがジャパンダートダービーで3着、ナッジが3連勝で門別重賞・サンライズCを制しJBC2歳優駿で2着。門別から金沢に移籍したエムティエーレが重賞の金沢ヤングチャンピオンに、大井のスタードラマーが盛岡重賞ハヤテスプリントに優勝しています。

一方、母アンクレットは伊G1馬フローリオットのお腹にいた状態で輸入された持ち込み馬として、2010年10月に栗東・石坂正厩舎よりデビュー。初ダートとなった3戦目の京都ダート1200m戦で能力の違いを見せつけ、見事初勝利を飾りました。母としては初仔のネコハーバーが高知で7勝、本馬の全姉にあたるアネモネテソーロは東京芝2400mで3着に好走したことがありました。また、母の半弟には瀬戸内海特別など、JRAで3勝を獲得したレッドルドラがいるほか、母系を遡ると豪G3・ATCNEマニオンC優勝馬Favorite Moon、仏G1・カドラン賞3着馬Fun Macといった世界各地の活躍馬の名前が並んでいます。

本馬は、2022年8月・新潟芝1800mの2歳新馬でデビュー。好スタートからハナを奪うかに見えたものの、2番手から折り合って追走。そのまま直線に入り追われたものの末脚を欠き、終盤は鞍上も追うのを止めて流す形で、勝ち馬から3.3秒差の11着でした。放牧を挟んで臨んだ2戦目は、12月・中京芝1600mの2歳未勝利。デビュー戦とは一転し、序盤は後方から追走。道中、促す感じで先団との差を詰めながら直線に入り追われたものの、勝ち馬から1.5秒差の12着でした。上がりの速い展開に泣かされた競馬でした。

再度の放牧を挟んだ後の3戦目は、23年3月・中山ダート1800mの3歳未勝利。躓き気味のスタートから立て直してポジションを取りに行き、中団の位置から流れに乗りました。上位2頭とは差を付けられましたが、ジリジリと差を詰めての7着。3着馬とは0.8秒差でした。4戦目は、5月・浦和ダート1400mの交流戦。スタートから積極的に前に出て2番手から追走するも直線で末脚を欠いて、勝ち馬から2.2秒差の4着。

その後は距離を詰めて、6月・函館ダート1000mの未勝利から、7月・門別ダート1200mの交流戦に出走したものの、精彩を欠く競馬が続きましたので、勝ち上がりには時間を要すと思い、このタイミングで出品させていただきます。

両前肢にソエの症状が出ていますが、調教及び競馬では支障なく使えました。ただレース後、触診反応を見せています。体は良いものの、全体的に緩さを残している現状を考えると、これから中身が伴えば前進可能だと思います。ご検討をお願いします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。



※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：了徳寺健二ホールディングス(株)