レーガンテソーロ　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父ファインニードルは2、3歳時こそ条件戦で勝ったり負けたりを繰り返していましたが、4歳以降に本格化。秋のセントウルSで重賞初制覇を飾ると、翌年はシルクロードS、高松宮記念を連勝し、G1ウイナーの仲間入りを果たしました。同年の秋にはセントウルSを連覇して挑んだスプリンターズSも制し、春秋スプリントG1を制圧。香港スプリントで8着に終わったのを最後に引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2022年。7月の小倉芝1200m戦で産駒のJRA初勝利を挙げたウメムスビは、カンナSにも優勝。クルゼイロドスルはジュニアCに勝利、トレンディスターは中京2歳Sで2着に粘り、すでに2勝目を挙げています。セカンドクロップのスカイキャンバス（函館2歳S3着）も含めて、芝・ダートを問わずマイル以下での勝ち上がりがほとんどですが、血統背景を考えれば中距離で活躍する子供が出ても不思議はないでしょう。

一方、母系は凱旋門賞馬Gold Riverを6代母に、仏G1サンタラリ賞の勝ち馬Riviere D'orを5代母に、欧年度代表馬Goldikova（BCマイル3連覇など米仏英G1・14勝）をはじめ、Galikova（仏G1ヴェルメイユ賞）やAnodin（米G1BCマイル2着、仏G1ジャックルマロワ賞2着）、Gold Luck（仏G1ジャンプラ賞3着）らを産んだBorn Goldを4代母に持つ、由緒あるファミリー。母バレットテソーロは中央で5着が最高位でしたが、そのきょうだいはアイルランドやイタリアで勝利を収めており、半弟にあたるデビッドテソーロが今年6月に東京でデビュー。スタートで寄られて後手にまわる不利を受けながらも最後は6着まで差を詰めています。

2022年9月にJRAよりデビューし、JRAでは翌年3月までに3戦を消化しましたが、いずれも掲示板外に敗れたことから続戦を断念しました。なお、JRAでの最終戦となった今年3月4日の中山・3歳未勝利（ダ1800m）では1着馬から8秒7も離されるシンガリ負けでしたが、これは他の馬の影響を受けたもので、「タイムオーバーによる出走制限」の適用除外となりました。

その後はホッカイドウ競馬に移籍し、ここまで全て門別のダート1000m戦で5戦を消化。いずれも6着以下でしたが、スタートは及第点があげられますし、2戦目には2番手で直線を迎えるなど、それなりの先行力と見せ場は作ってくれました。全く能力がないかと言われれば、そんなことはなく、今後レース経験を積み、加齢とともに馬体も精神面も成長してくれば、変わってきそうな雰囲気がある馬です。少し時間はかかるかもしれませんが、今回の出品が本馬にとって良いターニングポイントになることを願っております。

【本馬についての現状説明】
現状としては結果からも分かるようにスピード不足が否めません。ただし、まだ3歳ですので良化途上であることも間違いなく、今後の成長力次第ではガラッと変わってくることも十分あると思います。まずは他場で相手関係が変わったことによる変わり身を期待しつつ、経験を積みながら成長を促していくことが得策かもしれません。（ホッカイドウ競馬・安田武広調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※エイトステーブル（北海道沙流郡日高町幾千世）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：了徳寺健二ホールディングス(株)