ハロサン　　牡４歳　　※地方競馬　在籍

父モンテロッソは英国で生産、調教され、2歳11月にデビュー。3戦目で勝ち上がるとハンデキャップ競走で4戦3勝、重賞初挑戦となった英G2キングエドワード七世Sで初タイトルを獲得しました。その後3戦はG1愛ダービー4着など善戦どまりも、休養を挟んでゴドルフィン所有となり、さらにUAEへ移籍。その初戦のG2ドバイシティオブゴールドを制して重賞2勝目を飾りました。続くドバイワールドCではヴィクトワールピサ、トランセンドに次ぐ3着に好走。そして翌2012年の同レースを制してG1初制覇を飾りました。2014年から日本で種牡馬入りして119頭と交配、2015年生まれの初年度産駒からアイビスサマーダッシュ勝ちのビリーバーを輩出。きさらぎ賞3着、中京記念2着のラセット、中山牝馬S2着、マーメイドS3着のリュヌルージュ、青葉賞4着のモンテグロッソなど中長距離の実績馬を出しているほか、地方競馬でも2019年の北海道3冠（北斗盃、北海優駿、王冠賞）を含む重賞5勝のリンゾウチャネルなどが出ており、今後も幅広いカテゴリーでの活躍が期待されます。

一方、母系は曾祖母のスカーレットインクから大きく枝葉を広げている我が国ですっかりお馴染みとなった珠玉のファミリー。半兄に中央5勝を挙げ、園田で3戦3勝のサンライズモール、甥にタイセイアベニール（函館スプリントS3着）。いとこにはヴァーミリアン（フェブラリーSなどG1・9勝）やサカラート（東海Sなど重賞4勝）、ソリタリーキング（東海Sなど重賞3勝）、キングスエンブレム（シリウスS）らダート巧者がズラリ。近親にはダイワメジャー（マイルCS連覇などG1・5勝）やダイワスカーレット（有馬記念などG1・4勝）といったビッグネームも並んでいます。

2020年北海道サマーセールにて165万円で落札。2021年9月にJRAよりデビューし、JRAでは翌年5月まで計9戦を消化。川崎の交流競走で1着馬と同タイム、アタマ差の2着に好走したことがありましたが、それ以外は一度も掲示板に載ることができず、登録を抹消しました。そして2022年8月より川崎の現厩舎でお世話になっています。移籍当初は3歳限定戦に出走し、3、3着と好走すると、3戦目となった9月15日の川崎・エストレージャ特別（ダ1400m）で優勝。2着馬に2馬身差をつける完勝でした。しかしその後、C2クラスに格付けされ、年上の馬たちと一緒にレースをし始めると、次第に勝利の気配から遠のくようになってしまい、距離を変えたり、脚質を色々と試してみたり、ブリンカーを装着してみたりなど、色々とやってみましたが、同級での12戦はいずれも勝ち馬から1秒以上離されています。特に7月以降はクラス再編もあって、クラスのメンバーレベルが強化。現状で勝ち負けを望むには時間がかかりそうな感じで、これ以上川崎で続戦することは得策と思えず、今回のオークションに出品する運びとなりました。

2勝目を挙げることができなかったのは残念ですが、環境が変わり、相手関係も変われば、再び勝ち負けに持ち込める能力は備えていると思います。初勝利時の内容は非常に強いものがありましたし、このまま終わる馬だとは思えません。この出品が大きなキッカケになってくれればと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
ここまで条件を考えて使ってきましたが、何かもう一つ足りない感じですね。環境を変えて、キッカケを掴めば、変わり身を見込めると思います。（川崎競馬・鈴木義久調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：乙訓　史樹