コリコ　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父クロフネはNHKマイルCの勝ち馬にして、ダート1600ｍと2100ｍの日本レコードホルダー。武蔵野S、ジャパンCダートでの圧勝劇から“日本史上最強のダート馬”との呼び声も高く、種牡馬入り後もフサイチリシャール（朝日杯フューチュリティS）、スリープレスナイト（スプリンターズS）、カレンチャン（スプリンターズS、高松宮記念）、ホエールキャプチャ（ヴィクトリアマイル）、クラリティスカイ（NHKマイルC）、ホワイトフーガ（JBCレディスクラシック連覇）、アエロリット（NHKマイルC）など、毎年のようにG1馬を輩出。現役馬では白毛のソダシ（ヴィクトリアマイル、桜花賞、阪神ジュベナイルフィリーズ）がG1戦線の主役を歩んでおり、長年に亘ってJRAダート種牡馬の上位にランクインを続けてきたスーパーサイアーの一頭です。

一方、母系は米G1・3勝ジャッジアンジェルーチや米G1ジョンヘンリーH勝ちのPeace、米G1ブルーグラスSの覇者Warを産んだVictorian Queenを4代母に、京王杯3歳S3着マチカネイサリビやホープフルS勝ちのエキゾーストノート、愛重賞2勝Radharcnafarraigeを産んだExtraterrestralを曾祖母に持ち、祖母アルヴィスは関東オークス3着、母ヴィスビーは中央で3勝を挙げ重賞の舞台も経験と優秀な血筋。おばに準OP馬ヒストリア（石和特別、tvk賞）、近親に米G1スピナウェイS2着Alienation、米G1ウッドワードS2着Rally Cryなど、活力に満ち溢れています。さらに遡れば、名種牡馬Teofilo（英G1デューハーストS）などの名も浮かび上がる名門です。

2021年7月にJRAよりデビューし、JRAでは1150～1700mで計12戦を消化。福島のダート1150m戦で後方から上がり1位となる末脚を披露し、また東京のダート1600mで逃げを打ち、ともに5着に好走したことがありましたが、一度も馬券に絡むことはなく、3歳未勝利戦の終了に伴い、2022年8月25日に中央競馬の登録を抹消しました。

その後は川崎の現厩舎で競走生活を送っています。移籍して今年1月1日までの計5戦は3、7、2、4、4着と4戦で掲示板に載るなど、地方競馬の適性を示すと、約4ヵ月の休養明けとなった5月4日の船橋・C2十（ダ1200m）では、12頭立ての9番人気とあまり評価が高くありませんでしたが、絶好のスタートを切り、2、3番手で流れに乗ると、4コーナーでは持ったままの抜群の手応えで先頭に躍り出て、直線でも後続の追撃を全く許しませんでした。

その後も1200～1400ｍに出走し、4、5、4、5、5着と全てのレースで掲示板を確保。あと一歩足りない歯痒さが残る反面、良馬場だろうが不良馬場どだろうか、どんな条件、展開にもコンスタントに能力を発揮できる点は、この馬の持ち味です。今回は所有馬の整理などの都合により出品の運びとなりましたが、短距離向きで馬場も展開も不問であることから、どこの競馬場にいっても堅実に走ってくると思います。即戦力をご希望の方にはおすすめの一頭です。

【本馬についての現状説明】
展開次第になってしまいますが、この馬のリズムで気分よく走れれば、能力を発揮するタイプです。（川崎競馬・鈴木義久調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：大野　富生