ブルーホープ　　牡５歳　　※地方競馬　在籍

父ロージズインメイは現役時にドバイワールドC、ホイットニーHとUAE米G1を2勝。引退後は日本にて種牡馬入りし、初年度産駒からJBCスプリントなど重賞5勝を挙げたドリームバレンチノ、セカンドクロップからはNAR年度代表馬に輝いたサミットストーン（浦和記念、東京大賞典3着）が躍進。その後もコスモオオゾラ（弥生賞）やマイネルバイカ（白山大賞典）、ウインムート（さきたま杯、兵庫ゴールドトロフィー）、NAR2歳最優秀牡馬ローズジュレップ（兵庫ジュニアグランプリ）、ローズプリンスダム（レパードS）、NAR4歳以上最優秀牝馬クレイジーアクセル（クイーン賞）、NAR2歳最優秀牡馬ジェネラルグラント（全日本2歳優駿2着、地方重賞4勝）、バンクオブクラウズ（名古屋大賞典2着、マーキュリーC2着）、スペルマロン（高知重賞12勝）、コスモポポラリタ（門別重賞2勝、大井重賞・東京プリンセス賞2着）など、芝・ダート、中央・地方を問わず、長年に亘って各カテゴリーの重賞戦線に有力馬を送り続けています。

一方、母系はアメリカで確かな実績を重ねてきた由緒あるファミリーで、Grace and Power（米G1ハリウッドスターレットS2着）やDelectation（豪G1ヴィクトリアRCS）、Apart（米G2スーパーダービー）らもこの一族。母モエレカトリーナ（紫苑S）、祖母シーワン（アイルランドT3着）ともにオープンクラスで好走実績があり、半姉にもオープン馬エヴァーガーデン（七夕賞4着）。母の全妹にはモエレオンリーワン（エーデルワイス賞2着）、母の全弟にはアグリノキセキ（福山ダービーなど福山重賞2勝）など、活力に満ち溢れています。

2020年9月にJRAよりデビューし、同年11月までに計5戦を消化。いずれも9着以下と振るわず、2020年11月12日のサラブレッドオークションに出品されていたことから当方で落札いたしました。その後は高知競馬へ移籍し、ここまで高知では63戦1着2回、2着4回、3着2回、4着12回、5着10回。30戦で掲示板を確保してきました。良馬場でも不良馬場でも勝利したことがあるように、基本的に馬場は問わないタイプではありますが、後方からレースを進めるタイプであるため、どうしても成績にムラがでてしまいます。

前走7月23日の高知・C3-3（ダ1400m）を振り返ると、スタートは五分も無理して先行せずに終いを活かす競馬を徹底。4コーナーを回り、直線入口に差し掛かった時は先頭から10馬身以上離された致命的なポジションでしたが、3着馬と併せる形になったことで闘志に火がついたのか、猛然とスパート。1、2着の態勢が決したあとではありましたが、3着馬と同タイムの4着に突っ込んできて、ゴール前の脚色は非常に目立つものがありました。この走りを見ると、高知のような小回りで直線も短いコースよりも広々としたコースの方が向いている気がします。

今回は所有馬整理の都合により出品する運びとなりましたが、終いの脚が堅実であることに加え、高知に来て以来、一度も休んだことがなく、ずっと毎月1～3走ペースを保ってきた非常にタフな馬でもあります。夏場でも体重が激減してしまうようなこともありませんでしたし、丈夫さという意味では非常に長けていました。今後もどこへ行っても、コンスタントに頑張ってくれる馬だと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
展開に左右されることがありましたが、自分のペースでリズムよく走れば、終いの脚を使えるタイプです。なお、馬房ではカイバ桶に顔を突っ込み振り回して壊すことがあります。注意してください。（高知競馬・宗石大調教師）


※2022年12月29日（4歳時）の競走にて、右前挫跖を発症したため競走除外となっています。

※2021年7月4日（3歳時）の競走にて、上部気道炎のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※高知競馬場・宗石大厩舎（高知県高知市長浜宮田）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：中山　純子