シントーネネ　　牝５歳　　※地方競馬　在籍

父パイロはG1フォアゴーSなど米重賞4勝を挙げ、引退後はPulpitの後継者として日本にて種牡馬入り。初年度産駒から地方重賞を席巻しNARにおける新種牡馬チャンピオンに輝くと、以降もダートサイアーランキングのトップクラスを形成しています。主な産駒にはメイショウハリオ（帝王賞連覇、マーチS、みやこS）やミューチャリー（JBCクラシック、ジャパンダートダービー3着、南関東重賞4勝）、デルマルーヴル（名古屋グランプリ、兵庫ジュニアグランプリ）、ラインカリーナ（関東オークス）、シゲルカガ（北海道スプリントC）、ケンシンコウ（レパードS）、ビービーバーレル（フェアリーS）、ケイアイパープル（白山大賞典、佐賀記念）、ランリョウオー（東京記念など大井重賞4勝、全日本2歳優駿2着）、ハセノパイロ（東京ダービー、ハイセイコー記念）、アクアリーブル（浦和重賞・桜花賞、大井重賞・東京プリンセス賞、関東オークス2着）など錚々たる顔ぶれ。12年連続での毎年100頭を超える種付け頭数が、本馬の高い人気と優れた実力を物語っています。

一方、母系はSan Sebastian（仏G1カドラン賞、仏G1ロイヤルオーク賞2着）やNoushkey（英G3ランカシャーオークス、G1英オークス2着）を産んだTop of The Leagueを4代母に、メルクフィンク銀行賞2着など独G1戦線で大活躍したチェサプラナを曾祖母に持ち、Sajjhaa（UAEG1ジェベルハッタ、UAEG1ドバイデューティフリー）らもこのファミリーの出身。おじにロジメジャー（スプリングS3着）、近親にはジャパンCや仏G1サンクルー大賞を制したアルカセットの名が輝いており、佐賀で6連勝中のシントーハナノランをはじめ、出品本馬を含むきょうだい5頭すべてが勝ち上がっている点も見逃せません。

2020年10月に船橋競馬よりデビュー。10月1日の船橋・アマリネデビュー（ダ1000m）では好スタートからハナを切り、直線では後続を突き放す強い勝ち方で見事にデビュー勝ち（上がり3Fは1位）を飾りました。しかし、その後は2年以上勝利から遠ざかり、2022年10月には川崎の現厩舎へ移籍すると、同年12月14日の川崎・2022川崎ジョッキーズカップファイナル（ダ1500m）では鞍上の岡村裕基騎手の好騎乗もあって、3コーナーで先頭に躍り出ると、そのままゴールまで押し切って、2勝目を獲得しています。揉まれ弱く、またキックバックを浴びると途端に戦意を喪失してしまうところがありますので、外枠を引けたことも大きかったのかもしれません。

今回は所有馬の入替整理の都合があり、休養を検討していたこのタイミングで、オークションに出品する運びとなりましたが、リフレッシュして状態を戻し、さらに自分の形で気分良くレースをさせてあげることができれば、まだまだやれる馬だと思います。南関東でデビュー勝ちを収めたほどの馬でしたし、他の競馬場へ行けば、まだまだやれる馬だと思います。先行できる脚力の持ち主でもありますので、どこに行っても対応しやすいタイプではないでしょうか。

【本馬についての現状説明】
昨年10月にこちらに転厩して、月1～2戦のペースでコンスタントに使ってきましたし、こちらに来る前も含めると、昨年6月から1年以上に亘り、休みなく走ってきました。さすがに疲労の蓄積が気になりますし、近走の結果を見れば、ここで休養を挟むこととなり、オーナーの所有馬の入替整理の都合もあって、出品となりました。環境を変えて、メンバーも違えば、再び上位争いに加われるかもしれません。（川崎競馬・久保秀男調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※セグチレーシングステーブル千葉（千葉県市原市西国吉・大東牧場内）に在厩しており、預託料は9,020円/日（税込）です。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：中野　辰三