セコイア　　牝６歳　　※地方競馬　在籍

父カレンブラックヒルはダイワメジャーの初年度産駒で、3歳1月のデビューから無傷の4連勝でNHKマイルCを制覇し、父に初のGⅠタイトルをプレゼントします。秋初戦の毎日王冠でも古馬を一蹴して連勝を5まで伸ばしました。続く天皇賞・秋でエイシンフラッシュの5着に敗れて連勝はストップしましたが、古馬になってからも活躍を続け、5歳時にダービー卿CTを、6歳時には小倉大賞典に優勝しました。6歳いっぱいで引退、種牡馬入りし、2019年に産駒がデビュー。同年7月福島の新馬戦でオヌシナニモノが勝ったのが中央初勝利で、2歳戦では6頭が勝ち上がり。その後もナムラマホーホ（東海重賞6勝）をはじめダートでの勝ち上がりが目立ちますが、芝でもマーガレットSで2着となったメルテッドハニーなどが活躍しました。2世代目以降も函館2歳S、ファンタジーSともに3着のラヴケリー、東京スポーツ杯2歳S2着のアサヒ、昇竜S3着のエレガントムーンなどが登場。地方ではアザワクが交流重賞のエーデルワイス賞で2着に入り、グランシャリオ門別スプリントを3連覇、スマイルミーシャが今年6月の園田・兵庫ダービーを圧勝するなど、多くの重賞勝ち馬が出ています。

一方、母系は凱旋門賞馬でウインザーノット（函館記念連覇、天皇賞・秋2着、宝塚記念3着）やスプライトパッサー（関屋記念、4歳牝馬特別2着、府中牝馬S3着）の母でもある名牝サンサンを5代母に、ネイティヴハート（オーシャンS、ニュージーランドT2着、朝日杯3歳S3着）やバリアントウイナー（クリスタルC2着、ダービー卿CT3着）を産んだポトマックチェエリーを4代母に、クイーンCに勝ち、オークス、秋華賞ともに4着のサクセスストレインを祖母に持つ、名門ファミリー。きょうだいのうち4頭が中央で勝ち上がっており、おじのゴールドストレインが新馬勝ち後の新潟2歳Sで3着に好走するなど、活況を呈しています。

2019年6月にJRAで早期デビューを果たし、翌年4月までに計8戦を消化しましたが、最高は5着と勝利獲得には至らず、2020年4月30日のサラブレッドオークションに出品されていたことから当方が落札いたしました。その後、3歳時は笠松競馬で競走生活を送り、9戦4勝と活躍した後、南関東の浦和競馬へ移籍。浦和では4～5歳の2年間を過ごし、24戦3勝、2着3回、3着3回、4着1回、5着5回と、15戦で掲示板に載る活躍を見せました。そして今年3月より同じく南関東の川崎競馬に所属しています。

昨年12月の川崎・光のホースシュー☆ジュエルミネーション（ダ1400m）はC2クラスでの勝利だったため、再びC3クラスへ降級になる年明け以降はさらに楽しみと考えていましたが、なかなか思い通りの競馬にならず、3、4走前に川崎のダート1400mの特別戦で5着に入ったのが今年の最高着順です。走破時計を見ると、この馬なりに走っており、前走7月29日の川崎・C3三四（ダ1400m）に関しては、先述の川崎・光のホースシュー☆ジュエルミネーションを勝った時よりも速いタイムで駆けており、相手が悪かったということかもしれません。

ただ、現状のクラス構成などを考慮すると、引き続き南関東で同じようなメンバーと戦っていくことは本馬にとって得策とは言い難く、ここで一旦リセットしてあげた方がいいかもしれません。近走の着順ほど能力が衰えたとは思えませんし、この馬が全勝利を獲得している1400mは各地の競馬場で設定されている距離でもあるので、必ずマッチした舞台があるでしょう。即戦力候補をご検討の方はぜひご注目いただきたいと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
今年の3月からこちらで管理しています。ここまでコンスタントにレースを使うことができましたが、現状としてはもうワンパンチ足りないといった感じですね。環境を変えて、相手関係も一新されれば、変わってきても不思議ではない馬だと思います。（川崎競馬・甲田悟史調教師）


※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：福田　達也