ダンガンシュート　　牡８歳　　※地方競馬　在籍

父ノボジャックはフレンチデピュティ産駒の米国産馬。2歳時は芝の重賞でも好走しましたが、古馬になってからはダートに専念し、短距離を中心に活躍しました。4歳時の黒船賞で交流重賞初制覇を飾ると、そこから破竹の6連勝でJBCスプリントを制覇。その後も交流重賞を中心に白星を積み重ね、7歳いっぱいで引退するまで重賞8勝。8つの競馬場で勝利を挙げました。産駒のデビューは2008年。血統登録されたのは2011年度産の41頭が最高で、決して産駒数は多くありませんが、その中からJRA6勝に加えて黒船賞などを勝ったブラゾンドゥリスや、岩手などで重賞15勝を挙げたラブバレットといった活躍馬が誕生。数々の重賞勝ち馬を送り出し、20年に種牡馬を引退、22年に老衰のため死亡しています。

一方、母系を見ますと、母フェドゥネージュは福山で18勝を挙げた活躍馬で、半妹のボーイッシュガールは門別・園田で計5勝を収めています。母のきょうだいも4頭が地方競馬で勝ち上がっており、近親には中央6勝のオープン馬ソーユアフロストらが存在。曾祖母バルチックチル、4代母Cold Heartedはともに米国のリステッドレース勝ち馬で、一族からは米G1ベルモントS勝ち馬のCaveat、米G1ゲイムリーHを勝ったTranquility Lakeをはじめ、After MarketやCourageous Cat、Benchmarkなど、多くの活躍馬や種牡馬が出ている名門中の名門です。

デビューが3歳6月と遅かったものの、すぐに頭角を現し、勝ち星を重ねると、6歳となった2021年から破竹の快進撃がスタート。翌年7歳8月までの約2年間に計8勝をマークし、2着も4回と大活躍を見せていました。そして、2023年5月11日のサラブレッドオークションに出品されていたことから当方が落札いたしました。しかし、5月22日の佐賀・薫風賞は感冒の為、出走を取り消しとなり、大事を取って休養を選択したものの、7月半ばに転厩した水沢・千葉博次厩舎で今度は左前球節部の跛行を発症。ここまで出走することなく、順調さを欠いており、当方の所有馬整理の都合などもあって、今回のオークションに出品する運びとなりました。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
年齢的に球節炎が慢性化しているのかもしれません。詳しいことはわかりませんが、伺った話では、種子骨で休んだ時期もあったようです。しばらく休養が必要だと思います。（水沢競馬・千葉博次調教師）


※2023年5月22日の競走にて、感冒のため出走取消となっています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※メリアステーブル（岩手県八幡平市田頭）に在厩しており、預託料は3,080円/日（税込）です。
8月5日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：山邉　浩