スマイル　　牡７歳　　※中央競馬　登録抹消

父ダイワメジャーは現役時にマイルCS連覇や天皇賞・秋などG1・5勝を挙げ、2年連続で最優秀短距離馬に選出。種牡馬としての活躍も目覚ましく、ファーストシーズンサイアーチャンピオンに輝いた2011年以降、カレンブラックヒル（NHKマイルC）、コパノリチャード（高松宮記念）、ブルドッグボス（JBCスプリント）、メジャーエンブレム（NHKマイルC、阪神ジュベナイルフィリーズ）、レーヌミノル（桜花賞）、アドマイヤマーズ（香港マイル、NHKマイルC、朝日杯フューチュリティS）、レシステンシア（阪神ジュベナイルフィリーズ）など多くのG1ホースや重賞勝ち馬を輩出し続けており、4歳世代からはセリフォス（マイルCS、富士S、デイリー杯2歳S、朝日杯フューチュリティS2着）やマテンロウオリオン（シンザン記念、NHKマイルC2着）、ドンフランキー（プロキオンS）らが躍進。パワフルなスピードを武器にサイアーランキングの上位を賑わせています。

一方、母系を見ますと、母アシュレイリバーは中央の芝1400ｍで1勝。きょうだいは出品本馬を含む5頭が中央で、3頭が地方で勝ち上がっており、おじにはデビュー4連勝でNHKマイルCを制するなど重賞5勝を挙げたカレンブラックヒルや、ユニコーンSを勝ったレッドアルヴィスがいます。4代母Mrs. Pennyは仏オークスなど英仏G1・3勝を挙げた名牝で、その子孫は米G1ホイットニーHなどに優勝したUnaccounted For、豪州の重賞で活躍したSpying、米国で重賞3勝を挙げたPenny's Gold、フランスで重賞2勝のPenny's Picnicなど、世界中で広がりを見せています。

2016年のセレクトセールにて3240万円で落札。2019年3月に美浦・堀宣行厩舎よりデビューしました。デビュー戦となった中山・3歳未勝利（芝2200m）では、本馬以外の全15頭がレース経験馬という状況の中での船出となりましたが、1000m通過62秒0のスローペースの中、後方で末脚を温存すると、4コーナーから直線入口にかけて、インコースに突っ込もうとしたものの、前が壁になる不利があり、仕方がなくそこから大外へ持ち出すと、ここでは能力が違うといわんばかりに豪快に差し切り、見事デビュー勝ちを飾りました。

その後、まだまだ本格化前だったこともあってか、惜敗を繰り返す時期がありましたが、初勝利から約1年後の2020年3月8日の中山・4歳以上1勝クラス（芝2200m）で2勝目、さらに1年後の2021年3月20日の中山・館山特別（芝2000m）で3勝目、そして2022年1月10日の中山・迎春S（芝2200m）で4勝目を飾り、見事にオープン入り。デビュー戦でのインパクトのある勝ち方から、いずれはオープン馬になる器と思っていましたが、見事にそれに応えてくれました。

今回はオープンに昇格して以来、一度も思うような結果が出ていないことから、このタイミングでオークションに出品する決断をいたしましたが、500kgを優に超える大きな馬体、前目のポジションでレースを進めることができる巧みなセンスとスピード能力など、いかにもダイワメジャー産駒といった感じのタイプで、ジリジリと最後まで粘り強く脚を伸ばすレースぶりは、地方競馬の小回りコースにも合いそうな印象を受けます。近2走はダートを使いましたが、やはり本質的には芝の方が良さそうなタイプです。地方ならダートを試してみる価値はありますが、先々のことを考えると、盛岡の芝で使うイメージを予め持っておいた方が良いかもしれません。

昨年7月の函館記念後から左前種子骨靭帯に不安が出てしまった為、長期休養を余儀なくされましたが、今年5月のメトロポリタンSで復帰し、計3戦を使うことができました。前走後も特に問題ない様子ですので、このまま続戦可能だと思います。ダービートレーナーの堀宣行調教師の下、大事にレースを使ってきましたので、7歳という年齢の割にまだ通算23戦とキャリアが浅い点からも、まだまだ頑張ってくれると思います。

なお、4歳時にノド鳴りを発症。手術が必要なレベルと伺っていましたが、それでもレースで結果が出ていましたので、手術は行わずにそのまま使ってきました。それから元々陰睾で、睾丸が片方しかない状態です。

過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2023年8月16日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2023年7月16日（日）　3回中京6日　11R　名鉄杯　　ダ1800m（良）
　　　結果14着　　タイム1:56.8（1着馬からのタイム差5.1秒、5着馬からのタイム差4.0秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※リバティホースナヴィゲイト（茨城県稲敷郡阿見町福田・阿見TC内）に在厩しており、預託料は11,000円/日（税込）です。
8月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：石川　達絵