スマートプレジール　　牝４歳　　※地方競馬　在籍

父キンシャサノキセキは高松宮記念連覇を含む、短距離重賞7勝を挙げた快速馬。種牡馬入り後はモンドキャンノ（京王杯2歳S、朝日杯フューチュリティS2着）やガロアクリーク（スプリングS、エプソムC2着、皐月賞3着）、シュウジ（阪神C、小倉2歳S）、ルフトシュトローム（ニュージーランドT、NHKマイルC5着）、サクセスエナジー（東京盃、さきたま杯）、カシアス＜Kemono＞（函館2歳S）、ヒラボクラターシュ（佐賀記念）、フレッチャビアンカ（ダービーグランプリ、東京記念、金盃）、ベルーガ（ファンタジーS）、リバーラ（ファンタジーS）、アロマデローサ（ききょうS、阪神ジュベナイルフィリーズ4着）、ケイアイターコイズ（令月S、名鉄杯）、ジュランビル（フィリーズレビュー3着）、ストライクイーグル（大井記念など大井重賞3勝、日本テレビ盃3着）、ブルベアイリーデ（東海S3着、マーチS3着）など多くの産駒が様々なカテゴリーで活躍を収めており、近年では地方競馬や中央ダートサイアーランキングの上位にもランクインし、さらなる飛躍を遂げています。

一方、母系は“スーパーカー”の異名をとるマルゼンスキーらと同じくシル、Quill（エイコーンS、マザーグースS、メイトロンS、デラウェアH、ガーデニアS）へと遡る歴史あるファミリー。祖母ドリームピーチはサロマ湖特別など中央で3勝を挙げて、準オープンでも度々好走しました。半弟のスマートハンターは阪神ダート1400ｍで1勝、おじのリキサントライは早鞆特別など中央3勝を挙げて準オープンでも3着、近親のキリシマトリオは新馬勝ちを含む中央2勝と、いずれも配合相手を選ぶことなく堅実な走りを見せています。

2021年10月9日の新潟・2歳新馬（ダ1200m）でのデビュー戦では、堂々の単勝1番人気に推された中、2番手追走から直線で難なく抜け出すと、みるみるうちに後続を突き放し、終わってみれば5馬身差の圧勝で、見事新馬勝ちを飾りました。続く2戦目には重賞のファンタジーSを選択するなど、非常に期待の大きかった馬でしたが、その後、JRAでは思うような結果が残せなかったことから、今年5月に兵庫へ移籍しました。

そして初戦となった5月10日の園田・B1二4歳以上特別（ダ1400m）で2着に入ると、続く5月31日の園田・B1 4歳以上特別（ダ1400m）ではスタートからハナを切り、そのまま見事な逃げ切り勝ちで地方初勝利を獲得。いよいよ軌道に乗ってきたかと思われました。しかし、今年のいわゆる沸騰するような記録的な蒸し暑さの中では体調の維持管理が非常に難しく、それでも厩舎の尽力により細心の注意を払って進めてきましたが、それにも関わらず前走では体重が8kgも減ってしまったように、夏負けの兆候が窺えます。休養を必要とするタイミングになったことに加え、所有馬の入替整理の都合もあって、非常に残念ではありますが、今回オークションに出品する決断をいたしました。

レベルの高い園田でB1クラスを勝ったように、体調が万全であれば、Aクラスへ出世し、そして重賞に挑戦することも可能なレベルの馬だと思います。しばらくは辛抱の時間が必要かもしれませんが、まだ4歳と若く、キャリアも浅いので、これからまだまだ伸びてくる可能性が十分あるでしょう。

【本馬についての現状説明】
先行力が持ち味、競馬自体も上手ですね。前走は重賞ウイナーをはじめ、格上であるA2クラスの馬を相手にした一戦でしたし、この馬自身も夏負け気味でしたので参考外と思ってください。特に今年はこの猛暑によるダメージが大きく、このタイミングで休養に入るところでした。今は無理をせず、少し間隔を空けて、涼しくなってきたところで、調子を上げていくことを考えた方が得策だと思います。（園田競馬西脇・松浦聡志調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※園田競馬西脇馬事公苑・松浦聡志厩舎（兵庫県西脇市合山町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月12日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)大川徹ホールディングス