レッドヴァイス　　セン５歳　　※中央競馬　登録抹消

父キズナは2013年の日本ダービー馬。同年秋には欧州へ遠征し、ニエル賞を制して凱旋門賞でTreveの4着に健闘しました。種牡馬としても初年度産駒のビアンフェがいきなり函館2歳Sを制するなど大活躍し、ファーストシーズンチャンピオンサイアーの座を獲得。アカイイト（エリザベス女王杯）、ソングライン（安田記念、ヴィクトリアマイル）のG1勝ち馬をはじめ、バスラットレオン、ディープボンド、ステラリアなど、活躍馬は枚挙に暇がありません。近年はリーディングサイアーの上位常連で、一流種牡馬としての地位を確固たるものにしています。

母系に目を転じると、母ライカートはJRAで2勝をマーク。産駒の多くが中央、地方問わず勝ち星を挙げています。祖母ウェディングバンドは米G1・オークリーフS（現シャンデリアステークス）を制したCity Bandを輩出。ブラックタイプを更に紐解くと、現在は日本で種牡馬として活躍しているシャンハイボビーや、Freedom Child、American Lionといった北米の重賞ウィナーの名前が浮かび上がってきます。ダートでの活躍が約束された、一本筋が通った牝系と言えるでしょう。

本馬は2歳8月に左前第3手根骨矢状骨折を発症し、関節内のクリーニング手術を実施した関係でデビューが3歳4月の未勝利戦と遅くなったものの、初戦で経験馬相手に4着と善戦しました。2戦目に2着、3戦目に3着と好走し、勝ち上がりは目前かと思われたのですが、その後の2戦は敗れたため園田競馬へ移籍。園田では力の違いを見せつけて2連勝し、アッサリとJRAへの復帰を決めると、去勢手術を施されてからここまでコンスタントに出走を重ねてきました。大崩れすることが少なく、比較的堅実に走ってきたのですが、ここ2戦は本馬らしくない惨敗が続いています。

以前は厩舎装鞍でもスタッフの手を煩わせるくらいにうるさい面があったのですが、去勢手術を施してからは普段の取り扱いに困ることはほとんどなくなりました。ただ、最近はレースに行って自分から走るのをやめてしまうなど難しいところを出すようになってしまっており、そのあたりが改善されればまだまだやれるはず。地方交流競走でも幾度となく差のない競馬をしていますし、園田在籍時のレースぶりを見ても、地方競馬における馬場適性は実証済みです。デビュー後は大きな故障もなく順調に使うことができているのもセールスポイントで、新天地への移籍をきっかけに変わり身を見せてくれることに期待したいと思います。

なお前走後、左前球節内側に腫れが確認されたためレントゲンによる検査を実施しましたが、骨に異常はなかったことを申し添えておきます。現状で左トモ飛節下周りと右トモ繋の内側に小さな外傷がみられます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2020年8月（2歳時）に左前第3手根骨矢状骨折を発症しています（関節内のクリーニング手術を経て、騎乗運動再開にまで約4ヵ月程要しました。幸いにもスクリュー固定の措置は必要なく、関節内のクリーニング処置のみ実施しています）。

※2021年10月27日(3歳時)に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
8月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)東京ホースレーシング