ショウナンバルディ　　牡７歳　　※中央競馬　登録抹消

父キングズベストは名牝Urban Seaの半弟にあたる英2000ギニーの勝ち馬。種牡馬として初年度からProclamation（英G1サセックスS）、Dubai Surprise（伊G1リディアテシオ賞）と2頭のG1ウイナーを送り出すと、2010年にはエイシンフラッシュが日本ダービーを、ワークフォースが英ダービーを制する“日英ダービー制覇”の快挙を達成。その他にもミスニューヨーク（ターコイズS連覇、秋華賞5着）やコスモメドウ（ダイヤモンドS、阪神大賞典2着）、トーラスジェミニ（七夕賞、エプソムC3着、安田記念5着）、ショウナンバルディ（中日新聞杯、鳴尾記念2着、七夕賞3着）、アイトーン（若葉S、京都2歳S4着）、ジョイフル（タンザナイトS）、ビッククインバイオ（アルテミスS3着、新潟2歳S3着）、シャドウパーティー（盛岡重賞・OROターフスプリント、中山金杯4着）など、産駒は活躍の場を選びません。

一方、母系は古くから南半球の地で代を重ねられてきた非常に歴史のあるファミリー。豪G2WATCウィンターボトムSなど計16勝を誇るCranky Tikitを産んだTikitibooを4代母に持ち、祖母は豪G1コールフィールド1000ギニーを制したMacedon Lady。母バノヴィナは不出走ですが、母のきょうだいはおもに豪州で堅実に勝ち星を積み重ねており、豪チャンピオンサイアーに輝いたRedoute's Choiceと配合されていることからも期待値の大きさがうかがえます。

デビューが3歳春と遅かったものの、その初陣となった2019年3月24日の阪神・3歳未勝利（芝1800m）では、メンバー中唯一の初出走馬ながらスタート直後から果敢にもハナを奪い、結局そのまま後続を寄せ付けず、2馬身差で快勝しました。その後も卓越したスピード能力とセンスを感じる先行力を武器に、勝ち星を積み重ねていき、4歳秋の中京・関ケ原S（芝2000m）でオープン馬の仲間入り。翌年5歳になると、さらに実力をつけて6月の鳴尾記念で2着、7月の七夕賞でも3着に好走し、12月の中日新聞杯で待望の重賞初制覇を飾りました。その後、6歳となった昨年、障害へ路線転向。ここでも着実に経験を重ねて、成長力を見せると、入障5戦目となった5月7日の新潟・障害4歳以上未勝利（芝2890m）で障害初勝利を挙げました。

その後は今秋に向けて英気を養うため、リフレッシュ放牧を行い、先日栗東トレセンへ帰厩。復帰戦に向けて調教を進めていましたが、8月上旬に右前屈腱炎（損傷率25％）を発症し、長期休養を余儀なくされたことから続戦を断念。それでも重賞ウイナーの再起にかけてくれる熱意をお持ちの方がいらっしゃればと思い、今回のオークションに出品する決断をいたしました。

なお、現状で以下の症状が見られます。
・右前裏に腫れと熱感
・右前球節前面に腫れ
・左トモ管骨前面に傷と腫れ
記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年8月の調教にて右前屈腱炎（損傷率：25％）を発症。事故見舞金18号（JRAの施設内で発生した屈腱炎により9カ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※2022年12月11日（6歳時）の競走中、2周目5号障害（いけ垣）着地時につまずき、騎手が落馬したため競走を中止しています。

※さく癖があります。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
8月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：国本　哲秀