ヤサカソレイユ　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父ミッキーロケットは3歳1月に勝ち上がり、春の皐月賞は13着に終わりましたが、夏場に力をつけて、神戸新聞杯2着、菊花賞でも5着に好走しました。4歳初戦の日経新春杯で重賞初勝利を飾ると、その後はなかなか勝ち切れなかったものの重賞やG1で好走を続け、5歳時の宝塚記念でG1初制覇。その秋も天皇賞5着、有馬記念4着と大崩れせずに走り、この年限りで引退、種牡馬入りしています。産駒のデビューは2022年。6月中京の新馬戦で産駒のJRA初勝利を飾ったジョウショーホープはクローバー賞3着、札幌2歳S4着と活躍。他にもメイテソーロ（青葉賞4着）やフラッシングレート（野路菊S3着）、デビュー2連勝でオークスに駒を進めたミッキーゴージャスらが素質を示しました。地方競馬でもタイガーチャージ（JBC2歳優駿5着）をはじめとして順調に勝ち上がり数を伸ばしており、キングカメハメハ系の成長力を考えれば、まだまだ活躍が見込める種牡馬の一頭です。

一方、母系は凱旋門賞馬Urban Seaや、英2000ギニーの勝ち馬キングズベストを産んだAllegrettaを4代母に持ち、名種牡馬Galileo（英ダービー、愛ダービー、Kジョージ六世＆QエリザベスS）や、欧州年度代表馬Sea The Stars（英ダービー、凱旋門賞馬など英愛仏G1・6連勝）へと華々しく展開し各国でG1勝ち馬を誕生させ、競馬史を大きく塗り替えた超一流のファミリー。母ラインキュートは東海で3勝、おばシャンティローザは北大路特別など4勝を挙げて準オープンで活躍、おじトーレデエルクレスは大井で8戦5勝のキャリアを有します。

昨年12月に栗東・松永昌博厩舎よりデビュー。2戦目となった今年3月25日の中京・3歳未勝利（芝2200m）では、重馬場のタフなコンディションの中、後方から力強く脚を伸ばし、メンバー中2位となる上がり3ハロンタイムをマークして4着に好走したほか、6月14日には名古屋の交流競走である名古屋CCピーチ賞（ダ1500m）に出走し、やはり4着に入るなど、芝、ダートを問わない万能な能力をアピールしてくれました。

その後、7月に名古屋競馬へ移籍。初勝利、ならびに中央復帰も視野に入れていましたが、ダート1500m戦で2戦して6、9着と、思うような結果が得られませんでした。連戦による疲労の蓄積に加え、ここ最近の猛暑も影響しているようで、一旦立て直して、涼しくなるまで待った方がいいかもしれないということになりました。そこで所有馬の入替整理の都合などもあり、今回のオークションに出品することを決断いたしました。残念ながら勝利を獲得することはできませんでしたが、JRA在籍時には2度入着を果たしているように、能力はあると思います。体調が回復してくれば、成長も促進されるでしょうし、レースぶりも変わってくると思います。

現在、以下のような症状が確認されています。添付の画像をご確認ください。
・左前にクモズレ（傷腫れ）
・左トモにクモズレ（傷腫れ）
・皮膚病
なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
JRA在籍時に名古屋の交流戦で4着（2番人気）の実績があったこともあって、こちらに移籍して2戦ともに上位人気に支持されました。ただ、おそらく当時と比べると、この暑さの影響を大きく受けていると思います。夏負け気味で、どうしても馬体が増えてきません。また、前後ともに緩さが残っており、そのあたりがしっかりしてくれば、ガラッと変わってきそうですよ。南関東への移籍が可能となる条件まで、あと0.5万円だっただけに、ちょっと悔いが残りますが、新天地で頑張って欲しいと思います。（名古屋競馬・今津博之調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません（年内あと0.5万円の賞金獲得で転入可能）。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・今津博之厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
8月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：志邑　宣彦