エルプシャフト　　牡10歳　　※地方競馬　在籍

父ディープインパクトはクラシック三冠やジャパンC、有馬記念などG1・7勝を誇る歴史的名馬。種牡馬入り後はシャフリヤールやキズナなど7頭の日本ダービー馬を世に送り、牡馬の三冠馬コントレイル、牝馬の三冠馬ジェンティルドンナなど国内だけで50頭近くのG1ウイナーを輩出。さらにはAuguste Rodin（英ダービー、愛ダービー）やSnowfall（英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス）、Saxon Warrior（英2000ギニー、レイシングポストトロフィ）、Study of Man（仏ダービー）、Fancy Blue（仏オークス、英ナッソーS）、Beauty Parlour （仏1000ギニー）、Fierce Impact（VRCマカイビーディーヴァSなど豪G1・3勝）など、活躍の舞台は世界にまで広がりを見せ、2012年以降11年連続で日本リーディングトップを邁進。もはや説明不要のスーパーサイアーです。

一方、母系は最優秀2歳牝馬ビワハイジ（阪神3歳牝馬Sなど重賞3勝）を母に持つ、日本が誇る最上級の良血ファミリー。半姉に年度代表馬ブエナビスタ（ジャパンC、天皇賞・秋などG1・6勝）、サングレアル（フローラS、秋華賞5着）、全姉に最優秀2歳牝馬ジョワドヴィーヴル（阪神ジュベナイルフィリーズ）、半兄にアドマイヤジャパン（京成杯、菊花賞2着、皐月賞3着）、アドマイヤオーラ（京都記念など重賞3勝、日本ダービー3着）、全兄にトーセンレーヴ（エプソムC）と、きょうだいに6頭もの重賞ウイナーが居並ぶ豪華な顔ぶれとなっています。

デビューは3歳4月と遅かったものの、その初陣を快勝すると、2戦目には京都・京都新聞杯（芝2200m）を選択。1戦1勝の身でありまがら、3番人気に推され、しかも5着に入ったことは超良血馬ゆえの業でしょう。JRA在籍時は芝1600～2000mで計4勝を獲得。その後、ホッカイドウ競馬、佐賀競馬を経て、2021年9月9日のサラブレッドオークションに出品されていたことから、当方が落札いたしました。

2021年11月から高知、2022年3月からは岩手で競走生活を送り、岩手ではダートで1勝、芝で2勝を獲得。やはり芝適性が高いことを再確認し、2022年からは再びJRAに登録しました。しかし、オープンクラスからの再出発ということもあって、2022年12月10日の阪神・リゲルS（芝1600m）が9着、2023年3月5日の阪神・大阪城Sが16着と、実力の差を痛感。再び岩手競馬に戻ったものの、以前のような勢いはなく、岩手復帰後5戦して一度も掲示板に載れていません。

実は私の所有馬となってからの間、その血統背景を考慮して種牡馬入りを検討、画策していた時期がありましたが、なかなか芳しい返事は得られずじまいで、最終的に所有頭数整理の都合もあって、今回のオークションに出品する運びとなりました。引き続き競走馬として地方競馬で使ってくださる方はもちろんですが、種牡馬として迎え入れたいという牧場・馬主関係者様がいらっしゃれば、ぜひ入札をご検討くださいますようお願い申し上げます。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
岩手に戻して5戦を消化しましたが、現級で精彩を欠いています。このまま岩手で続戦しても変わり身を期待することは難しい為、根本的に環境を変えることが良い方向に行けばいいなと思っています。（盛岡競馬・齋藤雄一調教師）


※2017年4月15日（4歳時）に左後脚第一趾骨の骨折を発症。事故見舞金9号（競走中の事故により事故発生の日から6ヵ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※グレイトフルホースファーム（岩手県八幡平市松尾寄木）に在厩しており、預託料は4,950円/日（税込）です。
8月19日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：浦野　和由