メイショウヒナギク　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父マジェスティックウォリアーは米国で生産、調教され、デビュー2戦目にG1ホープフルSに優勝。しかし、その後は勝ち星に恵まれず、3歳6月で引退、種牡馬入りしました。母Dream SupremeがG12勝の名牝という血統的にも人気を集め、ケンタッキーオークスなどG1を4勝した名牝プリンセスオブシルマーなどの活躍馬を輩出。日本で外国産馬として走った産駒からも、ベストウォーリア（南部杯連覇）、エアアルマス(東海S)などが活躍し、2016年から日本で供用が開始されました。2019年に日本での初年度産駒がデビューし、産駒はダートを中心にコンスタントに勝ち上がり、ライトウォーリアがオープン入りを果たすなど、着実に勝利数を伸ばしています。2021年にはスマッシャーがユニコーンSを制して日本で生産された産駒として初の重賞勝ち。その後もサンライズホープがシリウスS、みやこSを勝つなど活躍。古馬になって力をつけてくる馬も目立っています。

母系を見ますと、母プリンプリンカフェはJRAで5戦0勝でしたが、伯母シュテルンターラーは芝、ダートを問わず短距離で4勝、伯父シュテルングランツはJRAで5勝を挙げオープンまで出世し、南関東移籍後は重賞の東京記念に優勝しています。外国産馬として走った祖母トゥースペシャルはJRAのダートで2勝し、姫路の交流競走にも優勝しました。米国で3勝を挙げた3代母フラップスアップは、BCジュベナイルなどを勝って種牡馬となったフライソーフリーの半姉という血統。米国で多数の種牡馬、活躍馬を送り出してきた優秀なファミリーです。

本馬は2023年3月26日に中京ダート1400mの3歳未勝利戦でデビュー。スタートは速くなく、後方からの競馬となりましたが、徐々に加速がついて馬群の後方に取りつくと、4コーナーではポジションを押し上げる脚を見せ、直線も馬群の中を通って伸び脚を見せ、16頭立ての6着まで追い上げてゴール。前からはやや離されましたが、メンバー中3番目に速い上がりタイムをマークしており、能力の一端は見せてくれました。
距離を延ばした2戦目の福島ダート1700m戦では好位から粘りを欠いて15頭立ての12着に終わりましたが、3戦目の中京ダート1200m戦では不良馬場の中よく追い上げて1秒1差の8着。1分12秒台の時計で走れています。前走の小倉芝1200m戦ではメンバー3位タイの上がりタイムをマークして14着ながら勝ち馬から0秒6差で、この馬なりに脚を使ってくれました。

終いの脚を生かしたほうがいいタイプで、そのぶん展開にも左右されてしまうところはありますが、ためれば確実に脚を使える馬。まだキャリアも浅く、十分な伸びしろを残していますし、全体的に力をつけてくれば、さらにいい脚を使えるようになるでしょう。母系も成長力がありますし、先々に期待が持てると思います。

なお、現状で以下の状態が見られます。
・左前管内側骨瘤
・左トモ管前面古傷・腫れ
・左腰角傷
・両トモ皮膚病


※南関東4競馬場への転入はできません。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
8月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：松本　好雄