エコロカナワン　　牡５歳　　※中央競馬　登録抹消

父エイシンフラッシュは第77代の日本ダービー馬。5歳時にフェノーメノやルーラーシップを抑えて天皇賞・秋を制しG1を2勝。Kingmambo系種牡馬として初年度からコスモイグナーツがOP勝ちを果たすと、エイムアンドエンドが共同通信杯で3着、クリノフラッシュがエンプレス杯で4着。地方ではライトストーリーが佐賀の重賞を制しました。また、7歳世代からはアーデントリー（大阪城S2着）やルタンブル（忘れな草賞2着）、タマモメイトウ（韋駄天S）、インテンスライト（幕張S、プリンシパルS4着）が、6歳世代からはG1馬ヴェラアズール（ジャパンC、京都大賞典）を筆頭に、万両賞をレコードタイムで逃げ切り、橘Sを快勝したカリオストロ（フィリーズレビュー4着）や、ココロノトウダイ（フルーツラインC、中山金杯2着、共同通信杯5着）、笠松の重賞勝ち馬ガミラスジャクソン（ゴールドジュニア）らが台頭。京成杯を制してクラシック戦線を歩んだオニャンコポン、佐賀の重賞を2勝したムーンオブザクイン（飛燕賞、九州ジュニアチャンピオン）など4歳世代も好調です。

一方、母系は米リステッドレース3勝、重賞でも三度の2着があるWords of Warを曾祖母に、立待岬特別など中央3勝ベガスナイトを祖母に、桑折特別など中央2勝ユッカマウンテンを母に持つ、活力ある系譜。おじにアメリカズカップ（きさらぎ賞）やキングオブドラゴン（日経新春杯2着、京都記念4着）、おばにオメガインベガス（関東オークス2着）がおり、近親にはNo Matter What（米G1デルマーオークス）やE Dubai（米G2・2勝、米G1トラヴァーズS2着）、Rainbow View（英G1フィリーズマイル、G1愛メイトロンS）、Just as Well（米G3アーリントンH、米G1・2着3回）、Utley（米G2ディクシーS）といった重賞勝ち馬や種牡馬が目白押しとなっています。

2019年北海道オータムセールにて682万円で落札。2020年7月5日の福島・2歳新馬（芝1800m）でデビューしましたが、1週前に出走を予定していたレースで、馬場入場後に放馬。疾病（右前肢挫創）を発症し、競走除外となった影響があったのか、1着馬から8秒3差も離される18着でタイムオーバーとなりました。そこで2ヵ月弱間隔を空けて立て直し、レースも芝ではなくダートを選択して、初めてブリンカーも着用し、8月29日の新潟・2歳未勝利（ダ1800m）に出走すると、14番人気という低評価で、道中も後方を進む展開でしたが、直線で鋭い末脚を繰り出してごぼう抜きの4着。上がり3ハロンタイム38秒2は断然の1位（同2位のマイ寝るタイムリーは38秒8）で、高いダート適性と瞬発力を披露してくれました。

その後もダート1800m戦に照準を絞り続戦しましたが、2着に3回なるなど、あと一歩のレースが多く、なかなか勝ち切れませんでしたが、通算9戦目となった2021年3月20日、中山・3歳未勝利（ダ1800m）。中団より後方のポジションで序盤からレースを進めると、最後の直線で先行勢が粘りを見せる中、上がり1位となる37秒4の末脚を繰り出し、クビ差できっちり先頭をとらえることに成功。嬉しい初勝利を飾ることができました。

1勝クラスに昇格してからも、自慢の末脚に磨きをかけ、たびたび上位に進出。2勝目を挙げることは叶いませんでしたが、同級では2着2回、3着2回、4着1回、5着5回。通算でも34戦のうち実に16戦で掲示板に載っています。脚質的に歯痒い面はありますが、最後までリズム良く、気持ちが集中して走れれば、終いの脚は堅実です。今回は所有馬の入替、整理の都合などにより出品することとなりましたが、3走前は新潟で5着、2走前は船橋のファンシーサドル特別（B2・B3）で5着、前走は新潟で7着も1着馬から0秒9差と、まだまだ力の衰えは感じられませんし、馬体も良く、地方競馬のダートも合うと思います。貴重な即戦力候補として、新天地での活躍が大いに期待できるでしょう。


※2020年6月28日の競走(2歳新馬戦)において、馬場入場後に放馬し、疾病（右前肢挫創）を発症したため競走除外となっています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
8月26日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：原村　正紀