オボッチャマ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父アジアエクスプレスはダートでデビュー2連勝を飾り、初めての芝挑戦となった朝日杯FSをも快勝して最優秀2歳牡馬の座を獲得。翌年にはレパードSを楽勝し、芝・ダート両重賞を制しての種牡馬入りとなりました。1年目から175頭の種付けオファーを集めると、翌年には200頭を超える交配数をマークするなど、4年連続でのBOOK FULLが期待の大きさを物語ります。待望の初年度産駒は2020年よりデビューしており、ニシノミズカゼが2歳レコード勝ち、ソロユニットがエーデルワイス賞で重賞制覇を果たしNAR2歳最優秀牝馬に輝くなど絶好のスタート。以降もOP馬ワールドタキオン（甲州街道S、エルムS2着）やボイラーハウス（橿原S）、メディーヴァル（韋駄天S）、準OP馬ホワイトガーベラ（ベストウィッシュC）、地方では5戦全勝ガリバーストーム（園田重賞・園田ジュニアC、兵庫若駒賞）や、タツノエクスプレス（船橋重賞・東京湾C）、エンリル（門別重賞・王冠賞、金沢重賞・兼六園ジュニアC、盛岡重賞・ダービーグランプリ2着）、ニシケンボブ（笠松重賞・ゴールドジュニア）、マイブレイブ（船橋重賞・平和賞2着）、スタースタイル（船橋重賞・若潮スプリント2着）らが加勢し、その父ヘニーヒューズに迫る活躍まで視野に入ってきそうな情勢です。

一方、母系はニッポーテイオー（天皇賞・秋などG1・3勝）を産んだチヨダマサコを5代母に、エリザベス女王杯の覇者タレンティドガールを4代母に持つ、ビューチフルドリーマーに遡る名門ファミリー。中央で2勝を挙げた母プレシャスメイトのきょうだいは6頭が勝利を収めており、近親にはヴィクトリアマイルなど重賞5勝のホエールキャプチャ、京都金杯を勝ったパクスアメリカーナ、京都金杯2着、青葉賞3着のピースワンパラディ、盛岡重賞2着2回ヒラボクビクトリーなど、重賞での活躍馬がズラリと顔を並べています。

2022年8月にJRAよりデビュー。新潟ダート1800mの2歳新馬で3着に好走したことを皮切りに、ここまでダート1600～1800mで計14戦を消化し、2着2回、3着3回、4着4回、5着2回。実に11戦で掲示板に載ったほか、9着以下が一度もないという堅実派です。脚質も先行はもちろん、中団から後方で脚を溜めて差す競馬もできる自在派で、上がり3ハロンタイムも8戦で3位以内をマークしました。獲得賞金は未勝利馬ながら1300万円を超えています。今回は3歳未勝利番組の終了に伴い、これ以上の続戦を断念し、今回のオークションに出品する運びとなりましたが、以上のような戦績から、JRAで勝ち上がっても決して不思議ではないレベルの能力の持ち主であることは明らかです。ダート適性も高いですし、地方競馬ならかなり楽しみな部分が大きいかと思います。

なお、その他の特記事項としては、ハミ受けに少々難があります。右にモタれる癖があり、左回りコースだと外へ張ってしまい、うまく走れないところがあるため、ここまで右回りコースを中心にレースを使ってきました。コントロールがカギを握るタイプだと思いますので、その点を予めご承知おきください。

過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年7月30日の競走において、枠内駐立不良（立上る）となっています。

※2022年11月13日（2歳時）の競走にて、枠内駐立不良（坐る）となっています。また、その際に左後肢挫創を発症したため競走除外となっています。これに伴い、30日間の出走停止と、停止期間満了後に発走調教再審査の制裁を受けています。

※南関東4競馬場への転入は可能です（B3クラス）。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
9月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：村田　哲朗