シンデレラワルツ　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父ダノンレジェンドはMacho Uno産駒の米国産馬。2歳秋に新馬勝ちするなど早くから結果を出しましたが、本格化したのは古馬になってからでした。4歳暮れのカペラSで重賞初制覇を飾ると、翌年も黒船賞、東京スプリントと連勝。秋には東京盃を勝ってJBCスプリントに挑み、コーリンベリーの2着。6歳時も交流重賞で勝利を重ねるとJBCスプリントではベストウォーリア以下を完封し、前年のリベンジに成功。重賞9勝の実績を引っ提げて種牡馬入りしました。産駒のデビューは2020年で、同年7月にアルナージが函館ダート1000mで新馬勝ちしてJRA初勝利。その後もジュディッタ（西脇S）やサンマルレジェンド（マレーシアC）、ベストリーガード（上総S、平城京S2着）、ミッキーヌチバナ（上総S2着）、モックモック（伏竜S2着）など、ダートを中心として続々と勝ち星を積み上げています。また、地方では20年にブラックマンバ（高知・金の鞍賞）、21年にマックスレジェンド（盛岡・知床賞）、22年にイカニカン（佐賀・九州ダービー栄城賞）やスペシャルエックス（門別重賞2勝、兵庫ジュニアGP2着）、今年はストリーム（門別・栄冠賞）やオスカーブレイン（門別・サッポロクラシックC）が新たに重賞を制しています。

一方、母系は英ウェストベリーSの勝ち馬Sidonや輸入種牡馬タンディを産んだMrs. Siddonsに遡る、ヨーロッパ由来の歴史あるファミリー。地方で9勝を挙げた半兄ビックアイソン、半姉ディーズボーラーをはじめ、出品本馬を含むきょうだい6頭が勝利を収めており、おじにオースミレパード（アンドロメダS、オパールS、平安S2着、ウインターS4着）、いとこにオペラシチー（目黒記念、菊花賞3着）、近親には大井重賞・勝島王冠の勝ち馬ムサシキングオーや金沢重賞2勝馬イグレシアスなどの活躍馬が並んでいます。

2021年北海道サマーセールにて275万円で落札。2022年6月にホッカイドウ競馬でデビューしました。2歳時はなかなか上位争いに加わることができず、10戦目までは全て6着以下でしたが、10月25日の門別・スピードスター寺園脩斗賞（ダ1000m）で初めて5着に入ると、続く11月8日の門別・2歳未勝利（ダ1000m）でも2着に好走し、段々と力をつけていきました。残念ながらこれでホッカイドウ競馬のシーズンが終了していましたが、このままホッカイドウ競馬に残って今年も競走生活を続けると、再びコンスタントに好走してくれるようになり、迎えた前走、8月22日の門別・中野司賞（ダ1200m）で見事に初勝利を飾っています。

念願だった初勝利という区切りを迎えられたことに加え、私どもの所有馬の入替整理の都合も重なり、本馬がその対象となりました。初勝利を挙げたことで、今後さらに馬が心身ともに充実してくるでしょうし、いい形で新たなオーナー様にバトンタッチできれば、即戦力として大いに期待していただけると考えての出品です。今年4月から半年足らずで既に9戦を消化しているように、心身共にタフな馬ですので、新天地に行っても引き続きコンスタントに出走を重ねて頑張ってくれると思います。即戦力をご希望の方にはおすすめの1頭です。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
ここにきて、レース内容が安定し、前走を勝つことができました。今回はオーナー様の所有馬の入替整理の都合により出品となりましたが、体もちょうどよいサイズで、伸びシロも見込めると思います。イレ込むとゆう癖を見せることがありますが、落ち着くと見せることはありませんので、基本的に大きな問題はないでしょう。（ホッカイドウ競馬・小国博行調教師）


※ゆう癖があります。

※南関東4競馬場への転入はできません（0.5万円の賞金獲得で年内転入可能）。

※門別競馬場・小国博行厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：林　正夫