アイメイドイット　　牝７歳　　※地方競馬　在籍

父アイルハヴアナザーは2歳時こそ重賞制覇にあと一歩届かなかったものの、3歳になり、距離を延ばしてから重賞4連勝。2012年のケンタッキーダービー、プリークネスステークスを続けて制し、34年ぶり12頭目の米国クラシック三冠に王手をかけたものの、ベルモントステークスに向けた調整中、左前脚に屈腱炎の症状が認められて無念のリタイア。翌2013年からのビッグレッドファームでの種牡馬入りが決まりました。
2018年に母国アメリカに帰国しているため、日本で生産、出走したアイルハヴアナザー産駒は6世代399頭。その中からの活躍馬は、代表的な勝ち鞍にダイオライト記念の挙がるアナザートゥルースを筆頭にダートに偏っており、さらに地方生え抜き馬からも金盃（大井2600ｍ）など古馬混合戦における3勝すべてを2400ｍ以上で挙げているマンガンなどの活躍馬がとくに目立ちます。しかしその一方で、葵ステークスなど世代戦のオープン3勝を足掛かりに挑んだスプリンターズステークスでも2着のウインマーベルに、芝2000ｍのオープンを2勝のマイネルサーパスと、配合によっては芝をこなせる下地もある種牡馬といえるでしょう。

母スーパーウーマンは、繁殖入りしてからアイメイドイットを含め、産んだ仔6頭のうち4頭がJRAで勝ち上がったほか、８歳にして重賞初制覇を果たした佐賀がばいダッシュをはじめ大井、高知、佐賀で計20勝のスーパースナッズも輩出。繁殖成績もかなり優秀なものです。

アイメイドイットはJRA時代には京都ダート1400ｍの3歳未勝利を制したのみにとどまりましたが、移籍した高知では、鋭い出足を武器にB-2まで8勝。その後、佐賀、金沢、そして現所属の愛知ではA級においても勝ち星をマークしました。また、今年の3月には、名古屋記念3着、飛山濃水杯2着と、東海地区の重賞戦線で活躍中のメイショウシルトに半馬身差の実績もございます。

7歳8月を迎えてベテランの域に差し掛かってはいますが、いつもは換えられている手前を換えられないながらも、先日の名古屋920m戦を56秒0（直後に行われたベイスプリントでも3着から0.3秒差に相当する数字）で駆けているように、身体能力に現状衰えはありません。
メイショウシルトに惜敗した直後の1700m戦（A-2）が2周目3角まで手応えよく走ってきての7馬身差圧勝。
先述の実績からもまだまだ現級や移籍先でも勝ち負けに持ち込める馬とみていいと思います。

この度は頭数整理の都合と所有繁殖馬も頭数が多いので売却しますが、非常に賢い馬なので繁殖牝馬としても期待できるのではないでしょうか。

現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※名古屋競馬弥富トレーニングセンター・沖田明子厩舎（愛知県弥富市駒野町）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：須田　靖之