ゼファーブラウン　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父エピファネイアは菊花賞で春惜敗の雪辱を果たし、翌年のジャパンCでは並み居る強豪を相手に大きく突き放す圧勝劇を演じてG1・2勝。種牡馬入り後は6年に亘って200頭以上への種付けが続く超のつく人気ぶりで、初年度から三冠牝馬デアリングタクトを筆頭に、アリストテレス（AJCC、菊花賞2着）やイズジョーノキセキ（府中牝馬S、エリザベス女王杯5着）、クラヴェル（マーメイドS2着、エリザベス女王杯3着）、シーズンズギフト（ニュージーランドT2着）、ムジカ（ローズS2着）、スカイグルーヴ（京王杯スプリングC2着、京成杯2着）、ヴァルナ（京王杯2歳S3着）、ロールオブサンダー（京都2歳S3着）らを輩出。そして2世代目からエフフォーリア（皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念）やオーソクレース（菊花賞2着、ホープフルS2着）、ジャスティンカフェ（エプソムC、毎日王冠2着）、3世代目からはサークルオブライフ（阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞4着）といった大物が誕生するなど、今まさにトップサイアーとしての地位を築き上げつつあります。

一方、母系は名門フロリースカップ系で、5代母トサモアーは阪神3歳Sの優勝馬であるほか桜花賞2着、オークス3着、そして牡馬を相手に菊花賞でも2着に好走した名牝。その子孫には天皇賞馬リキエイカン、宝塚記念優勝馬スズカコバン、ダービーGP優勝馬テイエムメガトンらが名を連ねています。そんな良血をアピールするかのように半兄ロンドンボーイは門別・浦和で計6勝、母の全妹ジュリーハーツ、おじセイウンロミオともに中央で2勝。祖母の全姉にオースミハルカ（府中牝馬Sなど重賞4勝、エリザベス女王杯2着2回）、近親にオースミグラスワン（新潟大賞典2回）やオースミイチバン（ダイオライト記念、兵庫チャンピオンシップ）、オースミエルスト（小倉2歳S2着、シンザン記念3着）など、絶えず活躍馬が誕生しています。

2021年北海道セレクションセールにて1650万円で落札。今年1月にJRAよりデビューし、ここまで芝2000～2400mで3戦、ダート1800～2100mで2戦を消化しましたが、いずれも掲示板外に敗れたことから、JRAでの続戦を断念し、今回のオークションに出品する運びとなりました。2走前の6月10日、東京・3歳未勝利（ダ2100m）では騎手が大事を取って止めましたが、前走を使って問題ありませんでした。引き続きレースを使うことができると思います。ここ2走はダートを使い、走り自体は決して悪くなかったですし、500kgを超える大型馬でもありますので、地方競馬の時計の掛かるダートは合っていると思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年6月10日の競走中に疾病(右前肢跛行)を発症しため、3コーナーで競走を中止しています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
9月2日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：吉井　盛治