ショウナンハウメアの21　　牝２歳　　※育成馬（未登録の２歳）

父メイショウサムソンは皐月賞、日本ダービーに優勝。菊花賞は4着に敗れ、3冠達成は逃しましたが、古馬になってからも活躍を続け、4歳時には天皇賞の春秋制覇を達成しました。5歳時は勝ち鞍こそ挙げられませんでしたが、天皇賞・春、宝塚記念で2着。非常にタフで、若い時期から活躍し、長く一線級で走り続けました。その特徴は産駒にも受け継がれています。初年度産駒のサムソンズプライドは未勝利から3連勝でプリンシパルSを制覇。いったん降級し、6歳時にオープンに返り咲きました。同じく初年度産駒のトーセンアルニカは3歳時に格上挑戦したエリザベス女王杯で4着に好走し、4、5歳時にも勝利。デンコウアンジュは2歳時にアルテミスSを制し、6歳時に福島牝馬S、7歳時に愛知杯を勝ちました。3歳時から重賞で活躍を続けたフロンテアクイーンも重賞初制覇は6歳時の中山牝馬Sと、とにかく息の長い活躍を見せるのが特徴です。地方でも3歳夏以降に本格化して笠松で重賞4勝を挙げたノゾミダイヤなど、重賞での活躍馬が目立っています。

一方、母系を見ますと、おじに京都新聞杯2着、ラジオたんぱ杯2歳S4着のアペリティフ、近親には安田記念、マイルCSを制したエアジハードやフローラS2着カレイジャスミンがいます。曾祖母アイシーゴーグルは中央で3勝。その半弟にはNHK杯2着のガレオン、半妹には福島記念2着のオークツリーがおり、4代母はオークス馬シャダイアイバーという血統。一族にはペインテドブラック（ステイヤーズS、青葉賞）やプレシャスカフェ（CBC賞、シルクロードS）など、多数の活躍馬が名を連ねます。

本馬は、美浦トレセン・西田雄一郎厩舎でのデビューを目指して、昨年9月より北海道の育成牧場へ入厩。心身ともに成長を促がす意味で、適度にオーバーホールを取りながら、じっくりと時間を掛けて騎乗調教を進めて行きました。

まずは、脚元を固めることを念頭に考え、しっかり時間を掛けてコンタクトを取り、基本動作を忠実に覚えさせることを進め、ペースアップを急ぐことなく下地作りに着手。すると体力の向上に繋がりました。ベースが出来た後は、状態を確認しながら徐々にペースアップを試みて、負荷を強めることで心肺機能を高めて行きました。

8月下旬に前線基地の美浦トレセンへの入厩に向け、近郊の牧場へ移動。北海道からの長距離輸送の疲れを取り、騎乗調教を再開すると、両前肢に腫れと熱感を確認。特に右前肢の腫れは目立つものでしたが、エコー検査では異常なしとの診断。ただ画像を見ると明らかに右前肢の腱は太くなっており、これからの仕上がりに時間を要すため残念ですが、中央競馬でのデビューを断念して、このタイミングで出品させていただきます。新たなオーナーの下、新天地での活躍をお祈りいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※本馬の馬体重は474kg（9月6日現在）です。

※ケイツーステーブル（茨城県牛久市奥原町・KSトレーニングセンター内）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
9月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(有)湘南