オニユリ　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ディスクリートキャットはのちの米年度代表馬Invasorに土をつけたUAEダービーや、デビューから無傷の6連勝で制したシガーマイルなど、ダート重賞で3勝を挙げました。種牡馬としてもDads Caps（カーターH連覇）やDiscreet Marq（デルマーオークス）、シークレットスパイス（ビホールダーマイルS）といった米G1馬を輩出し、日本では外国産馬エアハリファが根岸Sを制覇。2017年からは日本にて供用されており、本邦産駒としてはオオバンブルマイ（京王杯2歳S、NHKマイルC3着）やコンバスチョン（ヒヤシンスS、全日本2歳優駿2着）、ワールドバローズ（長篠S、京王杯スプリングC4着）、グランデ（函館2歳S3着）、ルチェカリーナ（奥多摩S、アネモネS3着）、スズカコテキタイ（千葉S）、クムシラコ（カンナS2着）、クリーンスレイト（立川特別、ユニコーンS5着）、メイショウユズルハ（瀬戸S）、リンクスターツ（笠松重賞・新緑賞）、フークエンジェル（浦和重賞・桜花賞3着）らが光る資質を見せています。

一方、母系を見ますと、半兄のダブルマークは金沢8勝、半姉ウルトラヨウコは盛岡・川崎で計2勝。おばシュンカジョウが中央のダートで3勝、おじキタノハヤブサが岩手で7勝を挙げるなど、母のきょうだいは堅実に走っています。祖母フブキジョウは中央のダート短距離で2勝。近親には特別2勝を含む3勝を挙げてG1の舞台も経験したクロユリジョウなどがいます。4代母ミステイローズの孫には、デイリー杯3歳Sを勝ったフジノテンビー、5代母サクラタニマサの孫にはデイリー杯3歳Sを勝ち、朝日杯FS2着のレジェンドハンターや、東京プリンセス賞を勝って関東オークス2着のディーエスメイドンなどがおり、地方競馬の活躍馬も輩出してきたファミリーです。

本馬は、2023年4月・中山・芝1600mの3歳未勝利でデビュー。序盤は中団のポジションから流れに乗ると、直線でジワジワと詰め寄る末脚を伸ばして、勝ち馬から1.4秒差の5着。既走馬を相手にした初戦を考えると次に繋がる内容でした。叩いた変わり身を見込んでの2戦目は、5月・東京・芝1800mの3歳未勝利でしたが、距離延長と東京の長い直線が堪えたのか、最後は末脚を欠いて、勝ち馬から2.4秒差の12着。3戦目は、ダート適性を見るために、6月・東京・ダート1600mに臨むと、直線でジワジワと差を詰める末脚を見せて、勝ち馬から1.2秒差の9着。ダートの走り自体は悪くないものでした。

3戦目で減らした体重を戻すためにリフレッシュを兼ねて放牧に。英気を養いながら復帰へ向けて調整を進めて行きました。8月に入り、準備万端の態勢でトレセン入り。復帰へ向けての8月27日の調教で、左前肢球節前部の剥離骨折を発症。残念ですが、未勝利戦の番組も終わり、復帰にも時間を要すため、オークションに出品させていただきます。

キャリアも浅く、心身ともに成長途上の3歳馬です。骨折箇所が回復すれば、問題なく走れると思います。ご検討をお願いします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2023年8月27日の調教にて左前球節前部の剥離骨折を発症。事故見舞金12号（調教中の事故により事故発生の日から3ヵ月以上出走できなくなった場合）の適用を受けています。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内グロースフィールド（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
9月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：河内　孝夫