イセベイ　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

イセベイをご紹介いたします。

父モーリスは現役時、2015年に安田記念、マイルCSを連勝で制し国内マイル路線の頂点に君臨しました。その後は香港でも連勝を重ねると、その後は天皇賞・秋、香港カップと芝2000mのG1をも優勝。積み重ねたG1タイトルは6つという素晴らしい成績を残して引退しました。種牡馬入り後も続々と活躍馬が輩出しており、今年の大阪杯を制したジャックドール、エリザベス女王杯の勝ち馬ジェラルディーナ、スプリンターズSを優勝したピクシーナイトのほかに、豪州でも2頭のG1勝ち馬が誕生しています。

母ハーロンベイはJRAダート1200m戦で4勝を挙げたオープン馬で、本馬の半姉ケープコッドはJRA芝1200m戦のオープン戦2勝、リステッドレース2着入着の実績。2代母コージーベイ (USA) からはJRA競走2勝のアゴベイが輩出、3代母Composure (USA) はサンタアニタオークス (G1) などG1競走2勝と、本馬は活躍馬が数多く名を連ねるファミリーの出身です。

本馬は2歳時に慢性的な原因不明の左後肢跛行の為にデビューが遅れ、初出走を迎えたのは2023年6月17日、阪神・ダート1400m戦においてでした。外枠発走、既走馬相手の厳しいレースとなり11番手と後方で直線を迎えましたが上がりタイム4位タイの末脚を披露し1.2秒差の5着でゴール。見事にデビュー戦で掲示板を確保しました。

続く7月9日の中京・ダート1400m戦では直線での進路が狭くなりながらも最後まで長く良い脚を伸ばして0.9秒差の6着と善戦すると、8月20日の小倉・ダート1000m戦ではこれまでのレースとは一転して果敢に先行集団に取り付き、4番手で直線を迎えます。終始大外を回った為に最後は勝ち馬に離され0.6秒差の4着とはなりましたが2-3着とはタイム差なしと着実に良化の兆しを見せておりました。

しかし連闘での出走となった8月26日の同条件戦では、好スタートを決めたものの10番手と後方の位置取りになってしまい、直線においても末脚は不発に終わり2秒差の10着となったタイミングで新たな活躍の場を求めての上場となりました。

本馬はデビューが遅れ、限られた時間の中での出走だった為にタイトな出走間隔となってしまい前走こそ大きく敗れましたが、2着とタイム差無しでゴールするなどダートのスプリント戦では水準以上の実力を発揮しておりました。また、2歳時に見せた左後肢の跛行はレースに出走し始めてからは特に確認されておらず、現在も問題ありません。新天地で更なる鍛錬を積み、活躍してほしいと心より願っております。

何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入は可能です。

※ダーレー岡山トレーニング（岡山県真庭市余野上・EISHIN STABLE内）に在厩しており、預託料は12,100円/日（税込）です。
9月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：ダーレー・ジャパン(株)