イナズマライン　　牝２歳　　※地方競馬　在籍

父レインボーラインは2歳8月のデビューから3戦目で勝ち上がり、萩S3着、東京スポーツ杯2歳S9着（0秒6差）とオープンでも健闘しながら千両賞で2勝目を挙げます。3歳2戦目のアーリントンCで重賞初制覇を飾り、春はNHKマイルCで3着、秋は菊花賞で2着とG1でも人気薄ながら存在感を示すと、4歳時も勝利こそ飾れない中、歴史的不良馬場となった天皇賞・秋ではキタサンブラック、サトノクラウンに次ぐ3着に激走してみせました。そして迎えた5歳シーズン。これまでの善戦どまりが嘘のように阪神大賞典を鮮やかに差し切って重賞2勝目を飾ると、続く天皇賞・春でシュヴァルグランをクビ差交わし切り、待望のビッグタイトルを手にしました。ゴール後に右前繋部浅屈腱不全断裂を発症し、経過を見守ったものの残念ながら6月に引退、種牡馬入り。初年度産駒は2022年にデビューし、JRAでの勝ち上がりこそまだありませんが、地方競馬ではワイズゴールドが今年4月の水沢・留守杯日高賞を、ダイヤモンドラインが先日の金沢・サラブレッド大賞典を勝ち、重賞制覇を収めています。父同様に成長力が望め、息の長い活躍に期待が持てます。

一方、母系を見ますと、母イナズマローレルは中央で3勝、半兄アルマワイオリは新馬、もみじSに勝ち、朝日杯フューチュリティS2着、アーリントンC2着などマイル戦線で活躍。いとこのマイネルロブストも朝日杯フューチュリティSで2着になっています。おじのスエヒロコマンダーは鳴尾記念、小倉大賞典に優勝しており、祖母は阪神3歳牝馬Sを勝ったスエヒロジョウオーという血統。日経新春杯やアルゼンチン共和国杯を勝ったマーベラスタイマー、中京記念勝ちのシマノヤマヒメなども同じ一族の出身です。

本馬は、2023年6月・門別・ダート1000mのフレッシュチャレンジ競走・2歳新馬でデビュー。五分のスタートを切ると押しながら4番手のポジションを取り、離されずに追走。直線に向くとコースの選択でロスする場面もありましたが、最後はインをついて末脚を伸ばし、勝ち馬から0.4秒差の3着でした。

続戦した2戦目は、7月・門別・ダート1000mの2歳未勝利。序盤は、テンのラップに苦労する感じも伺え、中団からの追走となり、直線で追われたものの末脚を欠いて、勝ち馬から1.1秒差の6着。3戦目以降もコンスタントに出走を重ねたものの、精彩を欠く競馬が続き、勝ち上がるには時間を要すと思い、このタイミングで出品させていただきます。新たなオーナーの下、新天地での活躍をお祈りいたします。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
新馬戦の内容から勝てると思っていたのですが…線が細くて体も減ってしまいました。使って来た馬ですから、この辺りで一息入れて成長を促がした方が良いと思います。（ホッカイドウ競馬・角川秀樹調教師）


※南関東4競馬場への転入は可能です。

※シュヴァル（北海道日高郡日高町福満・新生ファーム内）に在厩しており、預託料は6,600円/日（税込）です。
9月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：小泉　賢悟