メイショウカリウド　　牡３歳　　※地方競馬　在籍

父ホッコータルマエはチャンピオンズCやJBCクラシック、東京大賞典連覇、川崎記念3連覇など、日本競馬史上初となるG1級10勝を達成した稀代のダート巧者。サンデーサイレンスを持たない血統構成と雄大にして重苦しさのないさばきに人気が集まり、1年目から164頭の種付けを行うと、2年目に182頭、3年目には200頭を超える盛況ぶりです。中央ではブリッツファング（兵庫CS、JDD3着）やゴライコウ（JBC2歳優駿）、レディバグ（栗東S、兵庫ジュニアGP2着）をはじめ、メイショウフンジン（仁川S、ダイオライト記念3着）やメイショウオーロラ（兵庫CS、関東オークスともに3着）、地方では重賞勝ちを決めたヒーローコール（川崎・鎌倉記念、大井・雲取賞、東京ダービー2着、全日本2歳優駿4着）やギャルダル（大井・フジノウェーブ記念、東京ダービー2着）、ママママカロニ（大井・ゴールドジュニア）、グラーツィア（園田・園田プリンセスCなど地方重賞3勝）、ニネンビーグミ（兵庫重賞2勝）、ディアリッキー（盛岡・ヴィーナススプリント、大井・東京プリンセス賞2着）を筆頭にダートを主戦場として次々に活躍馬を送り出しています。

母系に関しては、母クーヴェルチュールが2歳6月の福島芝1200mで新馬勝ちし、福島2歳Sなど2歳時に3勝。3歳時も初の古馬相手となったバーデンバーデンCを勝つと、続くアイビスサマーダッシュ3着を挟みキーンランドCで重賞初制覇を飾り、高いスピード能力を誇示しました。その半兄で伯父のスキップジャックも京王杯2歳Sを制しています。兄姉は堅実で、半兄ライデンバローズがダートでJRA3勝、半姉アンナトルテが新潟芝1200mの新馬勝ちでJRA1勝、半姉ペルージャが金沢で2勝と、コンスタントに勝ち上がっています。

本馬はJRAデビュー戦後に本オークションで落札、園田・長倉功厩舎に移籍しました。8月2週目のレース出走予定で進めましたが、挫跖（ざせき）で左前を痛がる歩様を見せた為回避。挫跖の膿は抜けて調教を再開しましたが、挫跖によって歩様のバランスを崩したせいか、先週から熱感や痛みは無かったはずの左前管骨内側の骨瘤に触診で痛みを示すようになりました。休養させて自分でレースを使いたい気持ちもあり悩みましたが、購入当初より短期間で実戦で試すことを計画しており、ここで短期の休養が必要になった為、オークションに出品いたします。

500kg超の馬体重が示すように馬っぷりはかなりのもので、パワーを活かせる地方競馬の舞台で期待をしていました。血統面を含めかなりの潜在能力を秘めていそうですが、現在は夏バテで毛艶も今一つで、短期休養によって変わり身が期待できると思います。

【本馬についての現状説明】
こちらに来てからレースに向けて調教を積んで来ましたが、直前の追い切り後に骨瘤に痛みが出ました。その影響で歩様が乱れました。馬っぷりは良く、まだ一戦しかしていないので、この先良くなる可能性は大いにある馬だと思います。（園田競馬西脇・長倉功調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※大浦牧場（兵庫県加古川市志方町）に在厩しており、預託料は3,575円/日（税込）です。
9月9日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：徳田　直樹