エレナユニヴァース　　牝３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ダノンレジェンドはMacho Uno産駒の米国産馬。2歳11月に新馬勝ちするなど早くから結果を出しましたが、本格化したのは古馬になってからでした。4歳時のカペラSで重賞初制覇を飾ると、翌年も黒船賞、東京スプリントと連勝。秋には東京盃を勝ってJBCスプリントに挑みましたが、ここはコーリンベリーの2着に敗れます。6歳時も交流重賞で勝利を重ねると、JBCスプリントではベストウォーリア以下を完封し、前年のリベンジに成功。重賞9勝の実績を引っ提げて種牡馬入りしました。産駒のデビューは2020年で、同年にアルナージが函館ダート1000mで新馬勝ちしてJRA初勝利。その後もベストリーガード（平城京S、吾妻小富士Sともに2着）といったオープン馬などダートを中心にコンスタントに勝ち上がっています。地方競馬では続々と重賞ウイナーが誕生しており、ホッカイドウ競馬のスペシャルエックスは兵庫ジュニアGPで2着となるなど、交流重賞でも活躍しています。

母系に関しては、近親にフサイチパンドラ（エリザベス女王杯、札幌記念、オークスなどG1・2着2回）、その子に芝G1通算9勝のアーモンドアイ（牝馬3冠、ジャパンC2回、天皇賞・秋2回、ヴィクトリアマイル、ドバイターフ）がいる一族。母リアユニヴァースはJRA4戦未勝利でしたが、伯父サクセスパシュートはJRA芝5勝を挙げたOP馬（ダイヤモンドS5着）。デビューした兄姉は半姉フォーモサベレーが笠松2勝、半兄メイショウヒマラヤが兵庫3勝、半姉スキューマパーラが笠松5勝と、4頭中3頭が勝ち上がっています。

本馬は、今年2月26日の阪神ダート1200mで既走馬相手にデビュー。出遅れて16頭立ての後方4番手追走となり、メンバー最速の上がりを駆使しましたが、9着に追い上げるのが精いっぱいでした。1カ月半後の園田交流戦では8頭立ての後方3番手を進んだものの末脚が冴えず7着に敗れ、1～2カ月間隔をあけながら臨んだ阪神、中京ダート1200m戦も大きな進境が見られず15、11着に敗れます。1カ月半あけての前走は先週9月7日の園田交流戦（ダート1400m）。7頭立ての3番手追走と新たな一面を覗かせましたが、粘り切れず6着に終わっています。

普段からテンションが高く、少しの動作でもバタバタする時があり、扱いに注意が必要です。安定して能力を発揮することができませんでしたが、初戦の末脚を見ても素質は確かなものがあります。成長とともに落ち着きが出てくれば、勝ち上がりが望めるのではないでしょうか。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※南関東4競馬場への転入はできません。

※キャニオンファーム栗東（滋賀県栗東市井上）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
9月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：上山　牧