ドウフォルス　　牡３歳　　※中央競馬　登録抹消

父ハーツクライは国内で唯一ディープインパクトに土をつけた有馬記念、ノーステッキで後続を突き放したドバイシーマクラシックと国内外のG1を2勝。種牡馬入り後は日本が誇るトップサイアーの一頭として、ワンアンドオンリー（日本ダービー）やジャスタウェイ（ドバイデューティフリーなどG1・3勝）、リスグラシュー（有馬記念、WSコックスプレイトなどG1・4勝）、スワーヴリチャード（ジャパンC、大阪杯）、シュヴァルグラン（ジャパンC）、Yoshida（ウッドワードSなど米G1・2勝）、アドマイヤラクティ（MRCコールフィールドC）、ヌーヴォレコルト（オークス）、サリオス（朝日杯フューチュリティS）など、世界を舞台に活躍するG1ホースを続々と輩出。現役馬では昨年の日本ダービー馬ドウデュース、ジャパンダートダービー馬ノットゥルノを筆頭に、ヒシイグアス（重賞3勝、香港C2着、宝塚記念2着）やダノンベルーガ（共同通信杯、ドバイターフ2着、天皇賞・秋3着）らが躍動しています。

一方、母系は豪チャンピオンサイアーRedoute's Choice（MRCコールフィールドギニーズなど豪G1・4勝）をはじめ、Hurricane Sky（ATCオールエイジドS、MRCブルーダイアモンドS）やAl Maher（VRCオーストラリアンギニーズ）、Manhattan Rain（ATCサイアーズプロデュースS）といった豪G1馬たち、そしてトーホウシデン（中山金杯、菊花賞2着）やベストダンシング（阪神牝馬特別2着）らと同じく、Show Ladyに遡る名門ファミリー。ATCローズヒルギニーズなど豪G1・2勝を誇るHe's No Pie Eaterを産んだLadies' Dayを4代母に持ち、母スカイダイヤモンズはG2グレイトレイディエムSなど米重賞を3勝。日本の地でも枝葉を広げていけそうな大いなる可能性を秘めています。

昨年9月に栗東・友道康夫厩舎よりデビュー。小倉・2歳新馬（芝1800m）では武豊騎手が騎乗し、単勝3.7倍の2番人気に推され、スタートから3コーナーまで2番手を追走したまではよかったのですが、勝負どころで一気にペースが上がるとついていけなくなってしまい、結果9着での入線となりました。2～4戦目はダート1800～1900mに矛先を変えましたが、5、6、11着。ハーツクライ産駒ということで、長目の距離を選んでいましたが、結果的にいえば集中力が最後まで持続しなかったことが、一番の敗因だったかもしれません。

そこで、4ヵ月以上の休養を挟んで臨んだ5戦目、6月3日の阪神・3歳未勝利（ダ1400m）は思い切った距離短縮に賭けてみたところ、好スタートからハナに立つという今までには見られなかったレースぶりを披露。さらに直線に入っても最後まで一所懸命に粘りを見せ、1着馬から0秒4差の3着と、見事な変わり身を見せてくれました。その後も8月13日の小倉・3歳未勝利（芝1200m）で1着馬と同タイムの3着に好走するなど、芝ダートを問わず、短距離戦に適性を誇示。中央でも十分勝ち上がれる能力があることをアピールしてくれましたが、残念ながら、3歳未勝利戦終了に伴い、今回のオークションに出品する運びとなりました。

これまでのレースぶりを見ると、短距離戦で先行できるスピード、馬格にも恵まれ、ダートもこなせるパワーを持っていることから、小回りコースで短距離戦が主体の地方競馬は、本馬に合いそうな舞台だと思います。即戦力としての期待はもちろん、成長力に定評があるハーツクライ産駒ですので、将来性も十分感じられます。新天地で大きく素質を開花させることを願っております。

なお、現在以下の状態が見られます。
・全身皮膚病
・体蕁麻疹


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※島上牧場（滋賀県栗東市荒張）に在厩しており、預託料は9,680円/日（税込）です。
9月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)インゼルレーシング