エイシンオリオール　　牡２歳　　※地方競馬　在籍

父シュヴァルグランは33戦7勝。主な勝ち鞍はジャパンカップ(G1)、阪神大賞典(G2)、アルゼンチン共和国杯(G2)。名牝ハルーワスウィート産駒で半姉、妹にヴィルシーナ(ヴィクトリアマイルG1.2回)、ヴィヴロス(ドバイターフG1、秋華賞G1)を持つ良血馬。クラシック路線には間に合わず、じわじわと力を付け3歳秋に芝2400mで3連勝し軌道に乗ると、日経新春杯2着後に阪神大賞典を快勝し初重賞制覇を果たします。続く天皇賞春でも3着となり芝中長距離路線のトップ戦線に入り本格化。秋にアルゼンチン共和国杯を制しますが、その後のG1レースではジャパンカップ3着、有馬記念6着、翌年は天皇賞春2着、宝塚記念8着とパンチ不足の内容が続きます。迎えた5歳秋に京都大賞典3着後のジャパンカップでは鞍上に名手Ｈボウマンを起用。1枠1番の最内枠をピッタリ周り好位4番手から流れに乗る完璧な騎乗で、現役最強キタサンブラック、その年の日本ダービー馬レイデオロなどを撃破し念願の初Ｇ１制覇を果たします。
初年度産駒は今年デビューしアートフォームがＪＲＡで初勝利を挙げ、地方競馬ではモンゲースパイが川崎のスパーキングデビュー、タケデンプリンセスが船橋のリアトリスデビユーを快勝し3頭が勝ち上がりを見せております。父は遅咲きの中長距離馬ですのでこれからが産駒の本領発揮と予想されます。

母エイシンアリエルは8戦1勝で阪神芝1200m新馬戦を快勝しました。叔父にJRA芝1200～1400で6勝しアイビスサマーダッシュ2着の快速馬エーシンダックマン。近親にNZトロフィーを勝ち、NHKマイルC2着のエイシンツルギザン。母系を見ると4代母Videogenicは海外20勝しサンタアナH(G1)、レイディーズH(G1)含む重賞8勝の名牝を持ち牝系ラインに厚みを利かせます。

本馬は2戦0勝。8月13日盛岡芝1000ｍでデビューします。スタートから先団につけ好位からの競馬で、直線は上位グループからは離されますがこの馬なりにしぶとく食い下がり、上々の内容の5着となりました。2戦目はダート1300ｍに出走しますが道中から追走に苦しみ見せ場なく9着と大敗してしまいます。デビュー戦で見せた初速のスピードとダートでのスピードの比較からは現状は軽い馬場で良いタイプと思われます。血統的にシュヴァルグラン×母父サクラバクシンオーはＪＲＡ芝1200戦で勝利したアートフォームと同配合で、本馬も血統、馬体、レース振りからもスプリント適正がありそうです。まだキャリア2戦の馬で本格化はまだまだ先になりそうですが今後の成長含め楽しみな1頭だと思います。現状確認の上ノークレームノーリターンでの出品となります。ご検討宜しくお願い致します。

【本馬についての現状説明】
レースでのスタートはよいのですが、動きが硬めで自らハミをとって動けないところはあります。お尻に打撲による血腫の名残がありますが、出走に影響はありません。（水沢競馬・板垣吉則調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※水沢競馬場・板垣吉則厩舎（岩手県奥州市水沢区姉体町阿久戸）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦