エイシンレミー　　牝３歳　　※地方競馬　在籍

父エーシンモアオバ―は５４戦１２勝。主な勝ち鞍は名古屋グランプリ(G2.２回)、白山大賞典(G3.２回)。デビューから芝中距離で連敗が続くも初ダートとなる未勝利を勝つとそこから破竹の５連勝で一気にオープン入りを果たします。そこからダート中距離路線の古豪として９歳まで活躍し、特にローカル小回り、地方重賞にめっぽう強く、名古屋グランプリ、白山大賞典をそれぞれ連覇するなど自分のフィールドではきっちりと結果を出す個性派として息の長い活躍を果たし種牡馬入りしました。
総産駒数は僅か５頭と少ないながら、そのうち４頭は地方競馬で勝ち上がり、複数の勝利を重ねて活躍し、本馬エイシンレミーは花吹雪賞(重賞)を制すなど、産駒初の地方重賞馬となりました。

母エイシンベティーは未出走ですが母系を見ると、祖母ホームフロムオズは米国チャンピオンサイアーのTapit(ウッドメモリアルS.G1)の全妹という良血で、４代母Ruby Slippersの産駒には種牡馬となり米国G1、３勝のRubianoがおり、本馬の叔父にMedefromlucky(ピーターパンS.G2,ウェストヴァージニアダービーG2、グリーンウッドカップG3)、エイシンゴールド(JRA４勝、ジャパンダートダービーG1.2着)、エイシンバッカス(JRA３勝全てダート1200ｍ)など日米のダート巧者が名を連ねるファミリーラインとなります。

本馬は5月4日門別競馬ダート1000ｍでデビューし好位4番手からの競馬で5着となり、その後3戦するも門別競馬では力を発揮できず、佐賀競馬へと移籍となります。移籍初戦のダート1400m戦を好位から抜け出し3馬身差で快勝すると次走も2着と好走。続く七福神賞ダ1400mを中団から捲り上げ早め先頭で押切2勝目をマークし臨んだ花吹雪賞(重賞)ダ1800ｍでは後方から長く脚を使い、上がり1位の末脚で5馬身差の圧勝で初重賞制覇を果たします。その後も牡馬に交じりながら佐賀重賞で善戦しますがここ最近の成績が悪くこのタイミングでオークション出品となりました。後方から捲る競馬を得意とする馬でスタミナと持久力が大きな武器となります。父エーシンモアオバ―は9歳まで現役を続け、地方中距離路線の適正を見せました。本馬は父の特徴を良く受け継いだ様子で実績面を見てもダート中距離ならばまだまだ可能性はある馬だと思います。現状確認の上ノークレームノーリターンでの出品となります。ご検討のほどお願い致します。

【本馬についての現状説明】
前走後の状態に問題はありません。距離は長めの方がよさそうですが、1400のレースにも対応できると思います。クラスが下がって、見直せる馬だと思います。（佐賀競馬・東眞市調教師）


※南関東4競馬場への転入が可能です。

※佐賀競馬場・東眞市厩舎（佐賀県鳥栖市江島町字西谷）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
9月16日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：平井　克彦