ジョーゲルダの21　　牝２歳　　※育成馬（未登録の2歳）

父ラニは天皇賞馬ヘヴンリーロマンスがTapitと交配されて米国で誕生し、外国産馬として日本でデビュー。2歳時に未勝利、カトレア賞と連勝すると、3歳時にはドバイに遠征し、日本調教馬として初めてUAEダービーを制しました。その後は米国に遠征して3冠レースを皆勤。ケンタッキーダービー9着、プリークネスS5着と着順を上げ、最終戦のベルモントSでは3着に好走しています。帰国後は白星を挙げることはできませんでしたが、4歳時にもドバイ遠征を行うなど、チャレンジ精神に満ちた競走生活を送り、4歳秋まで走って種牡馬入りしました。産駒のデビューは2021年。10月の中京でJRA初勝利を果たしたリメイクが昨年末のカペラSで重賞タイトルを獲得し、今夏はクラスターC、コリアスプリントと日韓で2連勝。クレメダンジュが6月の関東オークスで2着。地方競馬でも重賞勝ち馬が出ており、今後は距離が延びて良さが出てくる産駒も出てくるものと思われます。

一方、母系はアルアラン（ブリーダーズGC、オグリキャップ記念、アンタレスS2着、東海S3着）やパーフェクトジョイ（阪神牝馬S3着）らと同じくシアラに遡る有望なファミリー。ジョースナイパー（小倉記念2着、朝日チャレンジC3着、金鯱賞4着）を産んだジョージュホーを4代母に持ち、ジョープロテクター（淀短距離S、阪急杯4着、函館スプリントS4着）やジョーファング（西部スポニチ賞、吉野ケ里特別）といった活躍馬たちもこの一族。母ジョーゲルダ、半姉ジョーミニスターともに中央で新馬勝ち、半兄ジョーフォレストは中央のダート1200ｍで3勝を挙げ、準オープンクラスでも善戦を続けました。

本馬は、自己所有馬としてデビューを目指し、昨年9月に育成牧場へ入厩。牧場の環境に慣れたところで馴致を開始しました。基礎体力を付けることを念頭に時間を掛けて下地作りを進めて行くと、12月には、普通キャンターを乗れるところまでステップアップ。年内の目標にしていた調教過程をクリアしたことで、成長を促がす狙いも込めて、約1ヵ月間、パドック放牧で英気を養いました。

2月に入るとキャンターでのペースを徐々に上げて1F17-17まで進めると、両前肢にソエの症状が出たため、治療を優先に小休止。リフレッシュを兼ねた休養を終えて、5月に騎乗調教を再開すると、左前肢に不安を発症しました。エコー検査の結果、左前肢繋靱帯炎との診断。PRP治療を受け、3ヵ月の休養を余儀なくされました。

9月に入り、ウオーキングマシンの運動を再開。常足から始めた騎乗調教も脚元の状態を確認しつつ進めて、9月末のエコー検査で脚元の状態をしっかりと確認。これからの調教に向けて進めておりますが、現状を考えると、早期デビューには時間を要すると思い、このタイミングで出品させていただきます。新たなオーナーの下、ご活躍をお祈り申し上げます。

【ジョーヴェキスップ】という馬名で馬名登録済みですが、競走馬登録未登録、未入厩のため、馬名の変更が可能です。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。



※本馬の体重は520㎏（9月30日現在）です。

※森本スティーブル（浦河町西舎）に在厩しており、預託料は7,700円/日（税込）です。
10月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：上田　江吏子　(インボイス登録あり)