モズナガレボシ　　牡６歳　　※中央競馬　登録抹消

父グランプリボスは2010年に京王杯2歳Sに続く連勝で朝日杯FSを制すと、翌春のNHKマイルCで2度目のG1制覇を飾りました。その後は海外のG1にも参戦しながら4歳時にスワンS、5歳時にマイラーズCを優勝。6歳時の安田記念などG1も2着3回と、古馬になってからもマイル路線で活躍しました。6歳時の香港マイル3着を最後に引退して種牡馬入りし、産駒のデビューは2018年。2世代目のモズナガレボシが小倉記念で産駒のJRA重賞初制覇を飾っています。一方でダートでの活躍も目覚ましく、佐賀所属で重賞12勝のリュウノシンゲンなど多数の重賞ウイナーが誕生。ゼットパッションは浦和桜花賞で2着に好走するなど南関東クラシックでも活躍を見せています。

母系に関しては、母モズフリムカナイデはJRA4戦未勝利でしたが、伯父ラインプレアーは谷川岳S勝ち、京葉S3着など芝、ダート双方でオープンで活躍。さかのぼれば3代母スラヴォニアの全姉にダンシングキイがおり、その産駒からダンスパートナー（オークス、エリザベス女王杯など重賞3勝、桜花賞2着）、ダンスインザダーク（菊花賞など重賞3勝、日本ダービー2着）ダンスインザムード（桜花賞、ヴィクトリアマイルなど重賞4勝、天皇賞・秋、アメリカンオークス2着、マイルCS2着2回）とG1ウイナーが生まれています。他のデビューしたきょうだいは全弟モズミツボシがJRAダート1勝、全妹モズアンタレスがJRAダート1勝、ノースビクトリーが船橋1勝と、4頭中3頭が勝ち上がっています。

母の初子となる本馬は、2019年11月17日の東京ダート1400mでデビュー。15頭立ての大外枠から立ち遅れて中団の外を進みましたが、キックバックを嫌がったか3～4コーナーで後退していき、12着に敗れてしまいます。中1週や連闘で臨んだ以降3戦も大きな前進は見られませんでしたが、3歳を迎えて3カ月ぶりの実戦となった阪神ダート1400m戦では中団後方からメンバー最速の上がりを駆使して0秒1差2着に好走。その後は夏にかけて8戦して2着4回、芝に転戦して格上挑戦のルスツ特別（札幌芝2600m）で5着、連闘で臨んだ世代の3歳未勝利戦最終日の札幌芝2000m戦も3着と、惜しいところまできて勝利に届きませんでしたが、続く新潟芝1800mの3歳上1勝クラスでは12頭立ての後方3番手からメンバー最速タイの上がりを繰り出し、豪快に差し切って待望の初勝利を手にします。

3歳夏を越しての成長力に、勝利の味も加わったのか、そこから4歳春にかけて一気の3連勝。3勝クラス昇級後も3、2、5、3着と安定した走りを見せます。次戦は格上挑戦で小倉記念へ。9頭立ての後方1～2番手から直線でメンバー最速の上がりを駆使し、軽ハンデ53kgも味方に鮮やかに差し切り、格上相手に重賞初制覇を飾りました。以降は勝利にこそ恵まれませんでしたが、5歳時の新潟大賞典で4着に善戦するなどタフネスぶりを発揮。約7カ月ぶりの実戦となった小倉記念（10着）を叩き、前走は9月3日の障害未勝利戦に臨み、3番手で進めたものの、直線で伸びを欠いて11頭立ての6着に終わっています。

残念ながら、前走後に右前に繋靭帯炎を発症してしまいました。休養を要しますし、入れ替え整理もあって、このタイミングでオークション出品となります。現在はウオーキングマシンのみで調整中。芝の中長距離に転戦してから驚異的な出世を果たしましたが、ダートでの活躍も目立つ父の産駒らしく、若かりしころはダートの1400～1700mで2着5回の成績を残していました。馬体重も前走で512kgと、十分な馬格にパワーを備えており、新天地での飛躍に期待がかかります。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※右前肢繋靱帯炎を発症しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※アカデミー（滋賀県東近江市外町）に在厩しており、預託料は11,550円/日（税込）です。
10月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：(株)キャピタル・システム　(インボイス登録あり)