ウワサノルイ　　牡２歳　　※地方競馬　在籍

父スノードラゴンは2歳8月のデビューから芝で3戦連続2着に好走後、ダート替わりで初勝利を挙げると、緩やかに成長を遂げながらダート戦を中心に走って着実にステップアップし、5歳2月にオープン入りを果たします。同年にOP特別2勝を重ね、6歳時のオーシャンSで約3年ぶりに芝に転戦すると2着に好走。続く高松宮記念でもコパノリチャードの2着とGⅠの舞台で地力の高さを示し、秋にはついに、新潟で行われたスプリンターズSを鮮やかに差し切り、6歳秋にして初のビッグタイトルを手にします。以降は勝ち星にこそ恵まれなかったものの、9歳時にカペラS2着、10歳時に北海道スプリントC3着など息長く活躍し、11歳時の高松宮記念17着を最後に引退、種牡馬入りしました。産駒のデビューは2022年。JRAでの勝利こそないものの、血統登録頭数わずか10頭の中からツミキヒトツが中京ペガスターC、東海ダービーと名古屋重賞で2着に好走するなど、4頭が勝ち上がり。セカンドクロップのリルフロストが函館芝1200mの2歳未勝利戦で3着に好走するなど、芝やダート、距離を問わず活躍を見せています。

母系に関しては、伯母にアユサン（桜花賞、アルテミスS2着）、叔母にマウレア（チューリップ賞、紫苑Sともに2着、阪神JF3着）がいます。母キネオソレイユは園田2勝。半姉リゼが園田2勝、金沢3勝、半兄ザサンアップライトが名古屋6勝、浦和1勝、半姉キャットリング笠松5勝、名古屋4勝、半兄フォルエルドラドが水沢で2勝のほか重賞のダイヤモンドCで2着、半姉スカーレットレイルが門別、川崎、笠松で各1勝と、5頭全て勝ち上がっています。

2022年の北海道オータムセール出身（110万円）の本馬は、今年6月15日の門別ダート1000mでデビュー。まずまずのスタートから8頭立ての中団を追走しましたが、直線で伸び切れず1秒7差の4着に敗れてしまいます。以降も門別ダートの1000～1100mを走り、大きな進境が見られず掲示板を外すレースが続き、デビュー7戦目となる前走は9月26日の1100m戦。出遅れて12頭立ての後方2番手を進み、直線で差を詰め切れず2秒4差の9着に終わっています。

【本馬についての現状説明】
デビューは早かったですが、全戦を通じて馬体重は430～440kgと、心身ともに成長途上といえます。年齢を重ねて、これから良くなってくるでしょう。（ホッカイドウ競馬・佐久間雅貴調教師）


※南関東4競馬場への転入はできません。

※門別競馬場・佐久間雅貴厩舎（北海道沙流郡日高町富川駒丘）に在厩しています。預託料につきましては、サラブレッドオークション事務局にお問い合わせください。
10月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：上野　耕一