ユイノムサシ　　牡７歳　　※地方競馬　在籍

父スウェプトオーヴァーボードは現役時に米G1を2勝。エインシェントタイトルH、メトロポリタンHともにレコードタイムでの完勝でした。引退後は日本にて種牡馬入りし、初年度から重賞ウイナーを輩出。以降も最優秀短距離馬レッドファルクス（スプリンターズS連覇）をはじめ、オメガパフューム（東京大賞典4連覇、帝王賞、アンタレスS、平安S、シリウスS）、パドトロワ（函館スプリントSなど重賞3勝）、リッジマン（ステイヤーズS）、Florentino（米G2ジェファーソンC）、エーシンブラン（兵庫チャンピオンシップ）、アーバンストリート（シルクロードS）、キョウエイアシュラ（オーバルS）、NAR3歳最優秀馬ドリームスカイ（東京ダービー）、ノットオーソリティ（東京シンデレラマイルなど地方重賞6勝）など、産駒はダートの短距離から芝の長距離まで幅広い適性を示します。なお、2017年秋に死亡したため、残された産駒は貴重な存在となりました。

一方、母系に関しては、4代母マックスビューティが桜花賞、オークスの2冠馬（ほか重賞3勝）で、曾祖母マックスジョリーが桜花賞、オークスともに3着と活躍。おばにココロノアイ（アルテミスS、チューリップ賞、阪神JF3着）がいます。母クリムゾンフレアは中央で2戦未勝利。きょうだいは半姉ルナレーヴェが中央芝で1勝、半兄サイカニアが中央ダート2勝、ゴシックが中央芝で新馬勝ち、半姉ヴァルカモニカが佐賀8勝など地方11勝、半兄ビリーバローズが大井9勝、シャドウキングマンが笠松9勝、半姉カゼノシッポが中央芝1勝・佐賀4勝、全兄シモンズが大井2勝、半妹レイズアストームが南関東7勝・門別1勝など、15頭中13頭が勝ち上がっています。

2017年の北海道セレクションセールにて1134万円で落札。2018年11月に美浦・萩原清厩舎よりデビューし、ダート1600～1800mで5戦して3着2回、4着1回と、上位の力を見せていましたが、残念ながら3歳未勝利番組が終了したため、2019年10月より川崎競馬へ移籍しました。移籍初戦を2着馬に2秒3差もつける圧勝で飾るなど、南関東では6戦して全て5着以内という好成績を収めると、2020年4月からは岩手競馬へ移籍。岩手でもB1クラスで2勝、A三組でも1勝を挙げる活躍を見せました。そして、2021年3月にはJRAに復帰。美浦・辻哲英厩舎で競走生活をリスタートさせましたが、2戦目となった2021年4月18日の新潟・4歳以上1勝クラス（ダ1200m）で6着に入線したものの、レース後に両前橈骨遠位端骨折が判明。長期休養を余儀なくされたことから、JRAでの続戦を断念し、以後、船橋競馬の林幻厩舎で競走生活を送っています。

2022年7月26日の船橋・C2選抜馬（ダ1200m）で1着となったほか、今年もC2クラスで7戦して3着2回、4着2回、5着1回と、うち5戦で掲示板を確保する堅実ぶりを見せています。ただ、近走は1着馬から1秒以上離されることが多くなり、勝ち負けに持ち込むのが難しくなってきたことに加え、所有馬の頭数調整などの都合もあって、今回のオークションに出品する運びとなりました。レベルの高い南関東でも堅実に走れていましたので、他場で相手関係や条件が変わってくれば、まだまだ頑張ってくれる馬だと思います。

なお、過去の病歴など、記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。

【本馬についての現状説明】
調教開始時に硬さがありますので、しっかり確認し、入念なウォーミングアップを施してから調教を進めることをお伝えしておきます。（船橋競馬・林幻調教師）

※2021年4月18日（5歳時）の競走で、両前橈骨遠位端骨折を発症。事故見舞金7号（競走中の事故により事故発生の日から9カ月以上出走できなくなった場合）を受給しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※NSR（茨城県牛久市奥原町・リトルブルーファーム内）に在厩しており、預託料は8,800円/日（税込）です。
10月7日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：佐々木　直貴