カルテット　　牡２歳　　※中央競馬　登録抹消

父トランセンドはダートを舞台にG1通算4勝を挙げました。3歳2月に芝のデビュー戦で2着に好走すると、次戦でダートに転じて快勝。京都新聞杯9着を挟みながらダート3戦全勝で迎えた第1回レパードSで2番手から3馬身差抜け出す圧勝を飾り、初タイトルを手にします。翌年は古馬重賞で好走を重ねながら、みやこSを逃げ切って重賞2勝目を飾ると、続くJCダートも持ち前の先行力と粘りを発揮して逃げ切り、初のビッグタイトルを獲得。翌年初戦のフェブラリーSでG1連勝を飾ると、迎えたドバイワールドCでは2着に逃げ粘り、ヴィクトワールピサとの日本馬による歴史的ワンツーを演じました。帰国後も、同年の東日本大震災の影響で東京で開催されたマイルCS南部杯を制し、さらにJCダートを連覇。翌年の6歳いっぱいをもって引退、種牡馬入りしました。産駒は2016年にデビューし、エングローサー（ユニコーンS3着）、メイショウダジン（天保山S、日本テレビ盃3着）などが父譲りのパワーを生かしてダートを中心に勝ち上がりを見せ、地方競馬でもゴールドホイヤー（船橋・京成盃グランドマイラーズなど南関東重賞5勝）、トランセンデンス（大井・羽田盃など南関東重賞2勝、JBC2歳優駿2着）、リアルミー（JBC2歳優駿3着）などが重賞で活躍。一方で、ジェミニキングがJRA未勝利から名古屋で実績を重ね、中央再転入後に今年、阪神スプリングジャンプを制して産駒のJRA重賞初制覇を飾るなど、幅広い活躍を見せています。

母系に関しては、叔母にハーレムライン（谷川岳S、アネモネS）がいるほか、近親にトウカイポイント（マイルCS、中山記念、香港マイル3着）、パープルエビス（スプリングS、アーリントンCともに2着）、マッチレスバロー（共同通信杯3着）、インテレット（AJCC、毎日杯ともに2着）、トランスワープ（函館記念、新潟記念、AJCC2着）、オツウ（福島牝馬S、ターコイズSともに3着）と重賞活躍馬が並びます。母パーカッショニストは門別1勝、南関東3勝。デビューした兄姉は半姉ドラムスティックが大井2勝、半兄スタジアムロックが金沢2勝、サウスワールドが門別、川崎で各1勝のほか大井重賞・ゴールドジュニア3着、半姉フユノソラが盛岡3勝のほか盛岡重賞・若駒賞2着と、4頭全て勝ち上がっています。

2022年の北海道サマーセール出身（605万円）の本馬は、先週10月8日の東京ダート1600mでデビュー。スタート直後につまずくと、道中は15頭立てで1頭離れた最後方追走となり、直線も伸びる構えがなく勝ち馬から10秒差の最下位に終わっています。

調教時から、しまいは一杯で、追走に余力がなかったように、JRAのレースではスピード不足が否めません。入れ替えの調整もあり、このタイミングでオークション出品となりますが、血統的にはダート向きと思われますし、兄姉からも素質は確か。地方競馬で使いつつ力をつけ、飛躍を遂げてくれることを期待しています。


※JRAでの最終出走において「タイムオーバーによる出走制限（2023年11月8日まで平地競走に出走できない）」を受けています。
　　　2023年10月8日（日）　4回東京2日　4R　2歳新馬　　ダ1600m（良）
　　　結果15着　　タイム1:50.3（1着馬からのタイム差10.0秒、5着馬からのタイム差8.4秒）
転入先の競馬場によって、能力検査・再調教試験を課されますので、必ず各主催者にお問い合わせの上、ご確認ください。

※南関東4競馬場への転入はできません。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
10月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：市川義美ホールディングス (株)　（インボイス登録あり）