トロワシャルム　　セン６歳　　※中央競馬　登録抹消

父キングカメハメハはNHKマイルC、日本ダービーともに好タイムで快勝して魅せた“変則二冠馬”。2010、11年にはチャンピオンサイアーに輝いており、日本ダービー馬ドゥラメンテ、レイデオロ、牝馬三冠馬アパパネ、海外G1馬ロードカナロア、ルーラーシップ、ダートG1馬ホッコータルマエ、チュウワウィザード、ベルシャザール、最優秀4歳以上牡馬ラブリーデイ、最優秀2歳牡馬ローズキングダム、リオンディーズなど、あらゆるカテゴリーにおいて数々のスターホースが輩出。2019年夏に惜しまれつつこの世を去りましたが、昨年はスタニングローズ（秋華賞）やジュンライトボルト（チャンピオンズC）が新たにG1ウイナーに輝き、今年はグロリアムンディ（ダイオライト記念、平安S）やヒートオンビート（目黒記念）、サクセッション（新潟ジャンプS）が重賞ウイナーに加わるなど、その優秀な血は今もなお勢力図の中心を担い、発展を続けています。

母系に関しては、母チューニーがクイーンC勝ち、オークス2着馬。きょうだいは半姉トロワボヌール（クイーン賞2回、スパーキングレディーC、JBCレディスクラシック2着）、半兄フジマサエンペラー（東京スポーツ杯2歳S2着）などコンスタントに勝ち上がり、めいにあたるゲッカコウがフラワーC2着など、優秀な母系の枝葉を広げています。

2018年のセレクトセール出身（4428万円）の本馬は、2019年6月30日の福島芝1800mでデビュー。スッと先手を取ると、雨中の不良馬場のなかで軽快に逃げ、直線で2番手の馬に屈したものの、0秒1差2着に好走します。2カ月あけての次戦は新潟芝2000m戦で、3番手から直線で一旦は抜け出したものの、最後に勝ち馬の急襲に遭ってハナ差の2着。以降も東京芝2000m戦で0秒2差2着など、あと一歩の競馬を見せてくれるものの未勝利6戦で勝利がかないませんでした。間隔をあけながら臨んだ格上挑戦の1勝クラス2戦も11、10着に敗れ、4歳4月をもって兵庫競馬へ転出となります。その初戦の園田ダート1400m戦では、逃げ馬に1秒5差離されたものの、2着に好走。中2週の同舞台では3～4番手から力強く伸びて抜け出し、0秒3差で待望の初勝利をつかみます。以降も3、2、2着と好走を続け、4歳秋のC1コスモス賞（園田ダート1400m）、B2さざんか賞（同1230m）を連勝し、再び中央競馬へ。5歳を迎えた移籍初戦の東京1勝クラス（ダート1400m）では、先手を取って0秒3差の4着に善戦すると、再転入5戦目となる中山1勝クラス（ダート1800m）では2番手から直線で0秒1差抜け出し、JRA初勝利を飾ります。ただ、昇級2戦目の立川特別（東京ダート1600m）では10頭立ての最後方からメンバー最速の上がりで伸びて0秒4差6着に健闘しましたが、その他の4戦は2桁着順で、先週10月8日の東京2勝クラス（ダート1400m）では16頭立ての中団から伸びを欠いて、勝ち馬から2秒3差の14着に終わっています。

休養を挟んで立て直し、1勝クラスを勝ってくれましたが、2勝クラスで頭打ちとなり、このタイミングでオークション出品となりました。地方の新たな環境でリスタートし、再飛躍を遂げてくれればと期待しています。普段から硬さを感じる馬なので、競馬の後はケアが必要です。

記載内容を十分に熟読、ご理解いただき、現状有姿、現状渡しのノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。落札後の記載事項に関するキャンセル、落札から一週間以上経過後のキャンセルおよび価格交渉には一切応じられません。また、現状に不安がある方は現在厩場所で獣医検査を受けるなど、必ず事前に状態把握およびご納得をいただいたうえでのご入札を重ねてお願いいたします。


※2020年6月14日（3歳時）の競走において、枠内駐立不良（くぐる）となっています。これに伴い、発走調教再審査となっています。

※2021年10月10日(4歳時)に去勢手術を実施しています。

※南関東4競馬場への転入が可能です。

※阿見TC内セグチレーシングステーブル（茨城県稲敷郡阿見町福田）に在厩しており、預託料は9,350円/日（税込）です。
10月14日（土）より落札者様の預託料負担となります。


販売申込者：社台ファーム　（インボイス登録あり）